次の表は、csdomain ユーティリティーで設定できる icsExtendedDomainPrefs 属性とプロパティーを示しています。各プロパティーには、ics.conf ファイル内に対応するパラメータがあります。プロパティーが設定されていない場合 (value = 0、service.virtualdomain.support= “no”) または指定されていない場合、Calendar Server はデフォルト値として ics.conf ファイル内の対応するパラメータの設定を適用します。
表 D–16 LDAP ディレクトリ属性 icsExtendedDomainPrefs
プロパティー名 |
説明 |
---|---|
allowProxyLogin |
プロキシログインの可否を yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: service.http.allowadminproxy (デフォルトは no) |
calmasterAccessOverride |
Calendar Server 管理者がアクセス制御の適用に反してアクセスできるかどうかを yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: service.admin.calmaster.overrides.accesscontrol (default = "no") |
calmasterCred |
Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのパスワードが記録された ASCII テキストを指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: service.admin.calmaster.cred (デフォルトなし) |
calmasterUid |
Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのユーザー ID が記録された ASCII テキストを指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: service.admin.calmaster.userid (デフォルトなし) |
createLowercase |
新規カレンダの作成時、またはカレンダの検索時に、Calendar Server がカレンダ ID (calid) を小文字に変換するかどうかを yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: calstore.calendar.create.lowercase (デフォルトは no) |
domainAccess |
ドメインの ACL (アクセス制御リスト) を指定します。ACL については、「アクセス制御リスト (ACL)」を参照してください。 この ACL は、ドメイン間検索で使用されます。詳細は、「ドメイン間の検索」を参照してください。 |
fbIncludeDefCal |
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの空き/予定ありカレンダリストに含めるかどうかを yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: calstore.freebusy.include.defaultcalendar (デフォルトは yes) |
filterPrivateEvents |
Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを yes または no で指定します。no を指定した場合、Calendar Server はこれを 公開予定または作業として扱います。 ics.conf の対応するパラメータ: calstore.filterprivateevents (デフォルトは yes) |
groupMaxSize |
予定を拡張するときに、LDAP グループで許可される最大出席者数を指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: calstore.group.attendee.maxsize (デフォルトは 0: グループ全体を拡張) |
language |
ドメインの言語を指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: local.domain.language |
resourceDefaultAcl |
リソースカレンダの作成時にデフォルトのアクセス制御として適用される ACL (アクセス制御リスト) を指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: resource.default.acl (デフォルトは "@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g") |
setPublicRead |
ユーザーのデフォルトカレンダの初期設定を、公開読み取り/非公開書き込み (yes) または非公開読み取り/非公開書き込み (no) に指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: service.wcap.login.calendar.publicread (デフォルトは no) |
searchFilter |
ユーザー検索用のデフォルトのフィルタを指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: local.userSearchFilter |
ssoCookieDomain |
指定ドメイン内のサーバーだけに cookie を送信するようにブラウザに指定します。この値は、ピリオド (.) から開始する必要があります。次に例を示します。.sesta.com ics.conf の対応するパラメータ: sso.cookiedomain (デフォルトは現在のドメイン) |
ssoUserDomain |
ユーザーの SSO 認証の一部として使用されるドメインを指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: sso.userdomain (デフォルトなし) |
subIncludeDefCal |
ユーザーのデフォルトカレンダを、そのユーザーの登録済みカレンダリストに含めるかどうかを yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: calstore.subscribed.include.defaultcalendar (デフォルトは yes) |
uiAllowAnyone |
ユーザーインタフェースが、「全員」ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: ui.allow.anyone (デフォルトは yes) |
uiAllowDomain |
ユーザーインタフェースが、このドメインの ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: ui.allow.domain (デフォルトは no) |
uiBaseUrl |
ベースサーバーアドレスの URL を指定します。例: https://proxyserver ics.conf の対応するパラメータ: ui.base.url (デフォルトなし) |
uiConfigFile |
ユーザーインタフェースの一部を非表示にするために、Calendar Server が起動時に読み込む xml ベースのオプション設定ファイルを指定します。 ics.conf の対応するパラメータ: ui.config.file (デフォルトなし) |
uiProxyURL |
HTML UI JavaScript ファイル内で先頭に追加されるプロキシサーバーアドレスの URL を指定します。例: https://web_portal.sesta.com/ ics.conf の対応するパラメータ: ui.proxyaddress.url (デフォルトなし) |