Java CAPS のインストールの準備をするときは、Suite コンポーネントをインストールする予定のコンピュータシステムについてよく考え、インストールの実行前に決める必要のある重要な情報を集めます。
インストールプロセスの開始前に決定すべき事項
リポジトリをホストするシステムを選択します。
ドメインとしての役割を果たすシステムを選択します。同じシステムにリポジトリとドメインの両方の役割を持たせることができます。同じシステムを使用することに決めるかどうかは、インストールの要件によって変わります。この決定を行うにあたって支援が必要な場合は、Sun サポートにご連絡ください。
NetBeans IDE をホストするシステムを選択します。
必要なアドオンアプリケーションを決定します。
選択した各システムが必ず Java CAPS のシステム要件を満たすようにします。リソース要件の詳細は、「システム要件」を参照してください。
インストールプロセスの開始前に必要な情報
Windows インストール用のデフォルトの Java CAPS 「管理者」 パスワード詳細は、「デフォルトの「管理者」ユーザー名」を参照してください。
リポジトリまたはドメインがインストールされる各システムの名前。詳細は、「リポジトリ名とユーザー名」を参照してください。
リポジトリのインストールに使用できる 10 個の連続したポート (デフォルトは 12000 〜 12009) が用意されていることの確認。あとでリポジトリに接続するときに基本ポート番号が必要になります。
ポート番号が未使用であることを確認してください。どのポートが使用中であるかを調べるには、netstat —a | find port_number と入力します。
インストールを開始する前に、Java CAPS をインストールするコンピュータに、Java Development Kit (JDK) をインストールして、JAVA_HOME 環境変数を設定する必要があります。これはインストールを実行するために必要な作業であり、Enterprise Manager Command-Line Client や Command Line Code Generation などの Java CAPS ユーティリティーが正常に機能するためにも必要です。異なるオペレーティングシステムには、異なる JDK が必要です。どの JDK が必要かを判断するには、「Installing JDK and Setting JAVA_HOME」 in 『Using the Java CAPS 6 Installation CLI』または「Installing JDK and Setting JAVA_HOME」 in 『Using the Java CAPS 6 Installation GUI』を参照してください。
Release 6 にアップグレードするプロセスは新しく追加された機能であり、以前のアップグレードプロセスとは異なります。Release 6 以降は、インプレースインストールを行わなくなりました。代わりに、Java CAPS 6 を新しいディレクトリにインストールし、以前のリリースのプロジェクトをインポートします。
以前のリリースの Java CAPS を Release 6 にアップグレードするときには、次の手順を実行します。
Java CAPS を新しいディレクトリにインストールします。
以前のリリースの Java CAPS からプロジェクトと環境をエクスポートします。
NetBeans IDE アップデートセンターを使用して、プロジェクトと環境を Release 6 にインポートします。
正常なアップグレードを実行する方法については、Upgrading to Java CAPS 6を参照してください。