「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「接続プールの設定」は、Sun Java System Application Server (Sun One Application Server) または Sun Runtime Server の RA 接続プールに固有のプロパティーです。このセクションのパラメータ設定は、sun-ra.xml に保存されます。
TCP/IP HL7 アダプタ環境プロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 12 「Environment」 - 「HL7 アウトバウンドアダプタ」 - 「接続プールの設定」
名前 |
説明 |
必要な値 |
---|---|---|
通常プールサイズ |
維持する RA 接続の最小数を指定します。 この値を 0 (ゼロ) より大きい数値に設定した場合、コンテナは RA 接続プールに事前に指定された数の RA 接続を生成するだけでなく、空きプールに常に指定された数の RA 接続を確保しようとします。これによって、ユーザーの要求を処理するのに十分な数の RA 接続がいつでも提供できる状態で確保されます。 このパラメータは、ある時点で「通常プールサイズ」より多くのインスタンスが存在しないことを必ずしも保証しません。長期間にわたってプールされるインスタンスの数を管理するだけです。たとえば、アイドル状態のステートレスセッションコンテナに、通常プールサイズが 10 に設定された満杯状態のプールがあるとします。RA 接続コンポーネントに対して 20 個の要求が同時に到着した場合、このコンテナは 10 個のインスタンスを追加作成して、連続する要求に対応します。この方法の利点は、コンテナが着信要求をブロックしなくなることです。ただし、アクティビティーが減少し、同時に到着する要求が 10 以下になった場合は、追加作成された 10 個のインスタンスは破棄されます。 |
維持する RA 接続の最小数を示す整数。 設定済みのデフォルトは 1 です。 |
最大プールサイズ |
プール内の RA 接続の最大数を指定します。 |
プール内の RA 接続の最大数を示す整数。値 0 (ゼロ) は、プールがバインドされていないことを示します。 設定済みのデフォルトは 32 です。 |
プールアイドルタイムアウト (秒) |
RA 接続インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位) を指定します。RA 接続に設定されたプールアイドルタイムアウトが時間切れになると、タイマースレッドが未使用の RA 接続を削除します。このプロパティーは、このスレッドの実行間隔を定義します。 0 より大きい値は、コンテナがこの指定された期間アイドル状態だった RA 接続インスタンスを削除または破棄することを示します。値 0 (ゼロ) は、アイドル状態の RA 接続がプール内に無期限に残留できることを指定します。 |
RA 接続インスタンスがプール内でアイドル状態でいられる最大時間 (秒単位)。 設定済みのデフォルトは 300 (5 分) です。 |