接続マップからアクセスされるインバウンド WebSphere MQ アダプタのパラメータは、次の各セクションにまとめられています。
WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–20 接続マップ - インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
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メッセージの取得元 (サブスクライブ先) となるキューの名前を指定します。 注 – インバウンドモードのアダプタは、非ローカルキューが指定されると正しく機能しません。非ローカルキューには、別名キューと、リモートキューへのローカルキュー定義が含まれます。この制限は、ポーリング/受信モードのアダプタだけに適用されます。メッセージの取得に使用されるアウトバウンドアダプタには適用されません。 |
WebSphere MQ キューの名前。 デフォルト構成は「default」です。 |
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アダプタがキューから取得できる最大メッセージサイズを指定します。値ゼロ (0) を指定すると、アダプタは MQ が提供するデフォルトサイズを使用します。ゼロ以外の値を指定すると、キュー上のメッセージがこの値よりも大きい場合に次のいずれかが発生します。 MQC.MQGMO_ACCEPT_TRUNCATED_MSG プロパティーが true に設定されている場合、アダプタは、キューからのメッセージのできるだけ多くの部分を処理し、切り詰められたメッセージを生成します。 MQC.MQGMO_ACCEPT_TRUNCATED_MSG プロパティーが false に設定されている場合、アダプタはメッセージをキュー上に残し、完了コード MQCC_WARNING と理由コード MQRC_TRUNCATED_MSG_FAILED を指定して MQException を発行します。 |
最大メッセージサイズをバイトで示す数値。 デフォルト構成は 0 です (MQ に定義されたデフォルトサイズを使用)。 |
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サブスクライブしたキューに対するポーリングを行ってメッセージの有無を確認する際のポーリング間隔を、ミリ秒で指定します。これは、キューからのメッセージ取得試行間の、ミリ秒単位の一時停止期間です。 |
キューに対するポーリング間隔を示すミリ秒数。デフォルト構成は 5000 (つまり 5 秒) です。 |
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省略可能な、com.ibm.mq.MQSecurityExit インタフェースを実装したユーザー定義クラスのパッケージ修飾名を指定します。アダプタがキューマネージャーへの接続を試みるたびに、WebSphere MQ はこのクラスのインスタンスを呼び出します。指定されたクラスにはデフォルトコンストラクタが含まれている必要があります。 このパラメータが使用されるのは、クライアント接続の場合だけです。Security Exit をバインディング接続に適用することはできません。 Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 |
ユーザー定義クラスの名前。このプロパティーを使用する場合には、「Security Exit JAR クラスパス」プロパティーの値も割り当てる必要があります。 |
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指定された Security Exit を含む JAR ファイルへの絶対パスを指定します。「Security Exit」を指定した場合、このプロパティーも指定する必要があります。 指定された JAR はアプリケーション (EAR) ファイルにパッケージ化されますが、このファイルはプロジェクトの起動中に生成されます。指定された JAR がアクセス不可能であるか見つからない場合には、起動が失敗します。 このプロパティーの値を空のままにした場合、配備処理前か配備処理中に Integration Server の lib ディレクトリ内に JAR ファイルを手動でコピーするなどして、Security Exit を含む JAR ファイルが実行時環境からアクセス可能になっていることをプロジェクト配備前に確認する必要があります。 Security Exit の詳細については、IBM のマニュアル『WebSphere MQ Using Java』 (CSQZAW09) の MQSecurityExit に関する記述を参照してください。 |
指定された Security Exit クラスを含む JAR ファイルの絶対パス。 |
WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「インバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > matchOptions」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–21 接続マップ - インバウンド WebSphere MQ アダプタ設定 > GetMessageOptions > matchOptions
WebSphere MQ アダプタの接続マッププロパティーの「インバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > options」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–22 接続マップ - インバウンドアダプタ設定 > GetMessageOptions > options