アプリケーションアダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

SWIFT Alliance Gateway アダプタの接続マッププロパティーの構成

ここでは、SWIFT Alliance Gateway アダプタの接続マッププロパティーと、SWIFT Alliance Gateway を外部アプリケーションとして構成する方法について説明します。


注 –

個々の OTD 構成設定を変更すれば、デフォルトのアダプタ OTD 構成設定を上書きできます。



注 –

SWIFT Alliance Gateway に関連する SWIFT Alliance Gateway 構成プロパティーの詳細については、SWIFT から提供されている SWIFT Alliance Gateway と SNL のユーザーマニュアルを参照してください。


SWIFT Alliance Gateway アダプタの接続マッププロパティー

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーに含まれるパラメータセクションは、次のとおりです。

エンベロープ

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「エンベロープ」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–9 接続マップ - エンベロープ

名前 

説明 

必要な値 

アプリケーション ID

アプリケーションインタフェースメッセージパートナーの名前を指定します。メッセージパートナーは基本的に、ユーザーの代わりに送受信を行うアプリケーションを識別します。 

アプリケーションインタフェースメッセージパートナーの名前。 

このプロパティーは必須です。 

コンテキスト ID

Relaxed SNL プロトコルの暗号化モードを指定します。 

  • 空 (空白) は、自動モードを示します。

  • 詳細: 詳細モードを示します。

    Relaxed SNL プロトコルは手動暗号化モードをサポートしません。

選択されたコンテキスト ID を示す「詳細」または空白

デフォルト構成は「詳細」です

メッセージ形式

現在のメッセージの形式を指定します。必要な値の名前はそれぞれ、SWIFT Alliance Gateway メッセージ形式の 1 つを表します。 

デフォルト値は「Sag:RelaxedSNL」です。 


注 –

このプロパティーは、構成不可能であることを示すために「グレー表示」になっています。


送信側

SWIFT Alliance Gateway 送信側の名前を指定します。これは SAG オペレータです。 

送信側の名前。 

送信側の認証

SAG オペレータのパスワードを指定します。 

SAG オペレータのパスワード。 

プリミティブの制御

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「プリミティブの制御」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–10 接続マップ - プリミティブの制御

名前 

説明 

必要な値 

SNL プリミティブに XML 属性を含める

SNL プリミティブの構築/整列化を指定します。 

このフラグは、SWIFT AG アダプタが SNL プリミティブを構築/整列化する際にそのプリミティブに XML 属性を含めるかどうかを示します。次に例を示します。 

  • 要素 SwInt:Requestor に XML 属性を含めると、次のようになります。


    <SwInt:Requestor type="Sw.Gbl.DN" version="4.0.0">o=swift,o=swift</SwInt:Requestor>
  • XML 属性を含めない場合は次のようになります。<SwInt:Requestor>o=swift,o=swift</SwInt:Requestor>。SNL プリミティブの XML 属性はすべて、SNL Specification で定義されています。

true または false を選択します。true は、アダプタがプリミティブに XML 属性を含めることを示します。

デフォルト構成は false です。

RemoteApi ベース設定

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「RemoteApi ベース設定」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–11 接続マップ - RemoteApi ベース設定

名前 

説明 

必要な値 

クライアント処理タイムアウト

要求メッセージとそれに対応する応答メッセージとの間の最大許容時間 (ミリ秒) を指定します。 

要求メッセージとそれに対応する応答メッセージとの間の最大許容時間をミリ秒で示す整数 (たとえば、300000 は 5 分に相当)。 

デフォルト構成は 300000 です。

読み取りブロックタイムアウト

読み取り処理をブロックする最大時間 (ミリ秒) を指定します。 

読み取り処理をブロックする最大時間をミリ秒で示す整数 (たとえば、60000 は 1 分に相当)。 

デフォルト構成は 60000 です。

InterAct クライアント

このセクションは、プリミティブ SwInt:ExchangeRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「InterAct クライアント」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–12 接続マップ - InterAct クライアント

名前 

説明 

必要な値 

ユーザー DN

主体の識別と認証に使用される完全識別名 SwSec_UserDN を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<BIC8>,o=swift」で終わるユーザー DN (識別名) 

例: cn=dandrews,o=bankn14b,o=swift 

リクエスタ DN

アプリケーションエンティティー名の識別に使用される SwInt_Requestor を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるリクエスタ DN (識別名) 

次に例を示します。 

ou=management,o=bankn14b,o=swift 

レスポンダ DN

目的とするレスポンダの識別に使用される SwInt_Responder を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるレスポンダ DN (識別名) 

次に例を示します。 

cn=management,o=swift,o=swift 

サービス名

使用される SWIFTNet サービスを含むサービス名 SwInt_Service を指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

サービス名。 

たとえば、swift.cte、swift.generic.ia!x、swift.generic.iast!x など。 

要求タイプ

標準メッセージコードを使用する XML メッセージのメッセージタイプの識別に使用される SwInt_RequestType を 

指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

要求タイプ。次に例を示します。 

camt.005.001.02 (GetTransaction) 

ユーザー参照

SwInt_RequestRef を指定します。これは、要求メッセージを後続の応答やエラーメッセージに関連付けるために使用されます。サイズは 30 バイトに制限されます。 

30 バイト以下のユーザー参照。 

署名あり

実行すべき暗号処理が要求に含まれているかどうかを指定します。解析されるのは最後の暗号ブロックだけです。SwInt_RequestCrypto (デジタル署名). 

true または false を選択します。true は、実行すべき暗号処理が要求に含まれていることを示します。

デフォルト構成は false です。

優先順位

SwInt_Priority を指定します。配信の優先順位。SWIFTNet は将来、先頭の待ち行列、専用サーバー処理、ネットワークトランスポート優先順位などの方式を使ってこの優先順位を実装する可能性があります。現在の実装では、ストアアンドフォワード配信で優先順位の区別を使用できます。. 

標準」または「緊急」。

デフォルト構成は「標準」です。

否認防止

否認防止サポート SwInt_NRIndicator を要求するかどうかを指定します。 

true または false を選択します。true は、否認防止が要求されることを示します。

デフォルト構成は false です。

配信通知キュー名

ストアアンドフォワード配信モード SwInt_NotifQueue を指定します。値が存在する場合、その値は、SnF 配信モードであることと、SnF 配信通知の受信先となるキューを示します。 

メッセージが配信されなかった場合 (拒否されたか失敗した場合)、SnF 失敗通知が常にこの通知キュー内に生成されます。 

メッセージが配信された場合 (受け付けられたか複製された場合)、SnF 配信通知がオプションでこのキュー内に生成されます。 

ストアアンドフォワード配信モードの場合、配信通知キューの名前を入力します。 

サイズは 30 バイトに制限されます。例: ptsauszz_generic!x. (「Sw:DeliveryNotif」を参照) 

肯定配信通知を要求

配信通知 Sw_DeliveryNotif を指定します。これは、ストアアンドフォワード配信モード専用です。配信が成功した場合 (受け付けられたか複製された場合) にも配信通知が必要かどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、配信通知が必要であることを示します。

デフォルト構成は false です。

InterAct クライアント > ストアアンドフォワード

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeSnFRequest のパラメータ Sw:AcquireSnFRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「InterAct クライアント > ストアアンドフォワード」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。


注 –

SWIFT Alliance Gateway に関連する SWIFT Alliance Gateway 構成プロパティーの詳細については、SWIFT から提供されている SWIFT Alliance Gateway と SNL のユーザーマニュアルを参照してください。


表 1–13 接続マップ - InterAct クライアント > ストアアンドフォワード

名前 

説明 

必要な値 

取得するキュー名

キューの名前 (SwInt_Queue) を指定します。 

ユーザーの SwInt_Queue 

例: ptsauszz_generic!x 

サイズは 30 バイトに制限されます。 

取得を強制

Sw_ForceAcquire を指定します。キューがすでに取得済みであっても取得要求を受け付ける必要があるかどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、取得要求を受け付ける必要があることを示します。デフォルト構成は true です。

セッションモード

キューの使用モードを指定します。 

このプロパティーは意図的に無効化されています。 

デフォルト設定は「プル」です。「プル」は、クライアントモードでの正しい設定です。


注 –

このプロパティーは意図的に無効化されています。


順番

Sw_OrderBy を指定します。キュー上のメッセージを取得する順番の優先順位を示します。オプションは次のとおりです。 

  • InterAct

  • 空白は FIFO (First In, First Out) を示します。

  • FileAct

  • 緊急

InterAct」、空白、「FileAct」、または「緊急」を選択します。

デフォルト構成は「InterAct」です。

復旧モード

Sw_RecoveryMode を指定します。セッションを復旧モードで開く必要があるかどうかを示します。すでに出力シーケンス番号が設定されたメッセージがまず送信され、それから選択された順番が考慮されます。 

true または false を選択します。true は、セッションを復旧モードで開く必要があることを示します。

デフォルト構成は false です。

FileAct クライアント

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–14 接続マップ - FileAct クライアント

名前 

説明 

必要な値 

ユーザー DN

SwSec_UserDN を指定します。主体の識別と認証に使用されます。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<BIC8>,o=swift」で終わるユーザー DN (識別名) 

例: cn=dandrews,o=bankn14b,o=swift 

リクエスタ DN

アプリケーションエンティティー名 SwInt_Requestor を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるリクエスタ DN (識別名) 

次に例を示します。 

ou=management,o=bankn14b,o=swift 

レスポンダ DN

目的とするレスポンダの名前 SwInt_Responder を指定します。サイズは 100 バイトに制限されます。 

「o=<SWIFTNet institution BIC-8>,o=swift」で終わるレスポンダ DN (識別名) 

次に例を示します。 

cn=management,o=swift,o=swift 

サービス名

使用される SWIFTNet サービスを含むサービス名 SwInt_Service を指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

サービス名。 

たとえば、swift.cte、swift.generic.fa!x、swift.generic.fast!x など。 

要求タイプ

標準メッセージコードを使用する XML メッセージのメッセージタイプの識別に使用される SwInt_RequestType を指定します。サイズは 30 バイトに制限されます。 

要求タイプ。次に例を示します。 

camt.005.001.02 (GetTransaction) 

ユーザー参照

SwInt_RequestRef を指定します。これは、要求メッセージを後続の応答やエラーメッセージに関連付けるために使用されます。サイズは 30 バイトに制限されます。 

30 バイト以下のユーザー参照。 

署名あり

実行すべき暗号処理が要求に含まれているかどうかを指定します。解析されるのは最後の暗号ブロックだけです。SwInt_RequestCrypto (デジタル署名). 

true または false を選択します。true は、実行すべき暗号処理が要求に含まれていることを示します。

デフォルト構成は false です。

優先順位

SwInt_Priority を指定します。配信の優先順位。SWIFTNet は将来、先頭の待ち行列、専用サーバー処理、ネットワークトランスポート優先順位などの方式を使ってこの優先順位を実装する可能性があります。現在の実装では、格納および転送配信で優先順位の区別を使用できます。. 

標準」または「緊急」。

デフォルト構成は「標準」です。

否認防止

否認防止サポート SwInt_NRIndicator を要求するかどうかを指定します。 

true または false を選択します。true は、否認防止が要求されることを示します。

デフォルト構成は false です。

配信通知キュー名

ストアアンドフォワード配信モード SwInt_NotifQueue を指定します。値が存在する場合、その値は、SnF 配信モードであることと、SnF 配信通知の受信先となるキューを示します。 

メッセージが配信されなかった場合 (拒否されたか失敗した場合)、SnF 失敗通知が常にこの通知キュー内に生成されます。 

メッセージが配信された場合 (受け付けられたか複製された場合)、SnF 配信通知がオプションでこのキュー内に生成されます。 

ストアアンドフォワード配信モードの場合、配信通知キューの名前を入力します。 

サイズは 30 バイトに制限されます。例: ptsauszz_generic!x. (「Sw:DeliveryNotif」を参照) 

肯定配信通知を要求

配信通知 Sw_DeliveryNotif を指定します。これは、ストアアンドフォワード配信モード専用です。配信が成功した場合 (受け付けられたか複製された場合) にも配信通知が必要かどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、配信通知が必要であることを示します。

デフォルト構成は false です。

リモートファイルハンドラ転送 EP

リモートファイルハンドラに使用される転送端点名 Sw_TransferEP を指定します。値の選択肢は次のとおりです。 

  • 空白値: ファイル転送でリモートファイルハンドラが使用されないことを示します。

  • 転送端点名: この値が存在する場合、ファイル転送でリモートファイルハンドラが使用されます。

    ファイル転送を開始する前に、指定された転送端点名を持つリモートファイルハンドラプロセスをシステム上で起動する必要があります。リモートファイルハンドラ (swfa_handler) を起動するコマンドには、次のコマンド行引数を指定する必要があります。

    swfa_handler <HostName>:<PortNumber>[:ssl] <TransferEndpoint> [<Process ID>]

    次にいくつかの例を示します。

    swfa_handler snlhost:48003:ssl MyUniqueEndpoint 23450

    swfa_handler snlhost:48003 MyUniqueEndpoint 23450

    swfa_handler snlhost:48003 MyUniqueEndpoint

    リモートファイルハンドラの構文の詳細や操作ガイドラインについては、『SWIFTNet Service Design Guide』を参照するか、システムの担当者に問い合わせてください。

リモートファイルハンドラに使用される転送端点名。 

サイズは 30 バイトに制限されます。 

ファイル転送をブロック

BlockFileTransfer を指定します。これは、最終ファイル状態が返されたときに関数呼び出しを終了させるかどうかを示します。 

これは、大規模ファイル転送で役立つ場合があります。 

ファイル転送の最終状態の値は、「完了」、「重複」、「中止」、「失敗」、「拒否」、および「不明」です。

true または false を選択します。true は、最終ファイル状態が返されたときに関数呼び出しを終了させることを示します。

デフォルト構成は true です。

FileAct クライアント > ストアアンドフォワード

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeSnFRequest のパラメータ Sw:AcquireSnFRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「InterAct クライアント > ストアアンドフォワード」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–15 接続マップ - FileAct クライアント > ストアアンドフォワード

名前 

説明 

必要な値 

取得するキュー名

SwInt_Queue を指定します。例: ptsauszz_generic!x。サイズは 30 バイトに制限されます。 

ユーザーの SwInt_Queue 

例: ptsauszz_generic!x 

取得を強制

Sw_ForceAcquire を指定します。キューがすでに取得済みであっても取得要求を受け付ける必要があるかどうかを示します。 

true または false を選択します。true は、取得要求を受け付ける必要があることを示します。デフォルト構成は true です。

セッションモード

キューの使用モードを指定します。 

このプロパティーは意図的に無効化されています。 

デフォルト設定は「プル」です。「プル」は、「クライアント」モードでの正しい設定です。


注 –

このプロパティーは意図的に無効化されています。


順番

Sw_OrderBy を指定します。キュー上のメッセージを取得する順番の優先順位を示します。オプションは次のとおりです。 

  • InterAct

  • 空白は FIFO (First In, First Out) を示します。

  • FileAct

  • 緊急

InterAct」、空白、「FileAct」、または「緊急」を選択します。

デフォルト構成は「FileAct」です。

復旧モード

Sw_RecoveryMode を指定します。セッションを復旧モードで開く必要があるかどうかを示します。すでに出力シーケンス番号が設定されたメッセージがまず送信され、それから選択された順番が考慮されます。 

true または false を選択します。true は、セッションを復旧モードで開く必要があることを示します。

デフォルト構成は false です。

FileAct クライアント > ファイルを取得

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeFileRequest のパラメータ Sw:GetFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント > ファイルを取得」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–16 接続マップ - FileAct クライアント > ファイルを取得

名前 

説明 

必要な値 

転送の説明

ファイル転送に関するユーザー情報 Sw_TransferDescription を指定します。フリーテキスト。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の説明。 

転送の情報

ファイル転送に関するユーザー情報 Sw_TransferInfo を指定します。サーバーで解析可能な構造化されたデータ。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の情報。 

論理ファイル名

取得するファイルの論理名 Sw_LogicalName を指定します。この名前はサーバーアプリケーションに通信されます。デフォルトでは、この名前はパスを除いた物理名になります。サイズは 254 バイトに制限されます。 

論理ファイル名。 

物理ファイル名

完全な物理名 Sw_PhysicalName を指定します。取得したファイルはここに格納する必要があります。すでにファイルが存在する場合、そのファイルは上書きされます。サイズは 254 バイトに制限されます。 

物理ファイル名。 

最大ファイルサイズ

最大許容ファイルサイズ Sw_MaxSize を指定します。値が存在する場合、この最大サイズは、クライアントアプリケーションからサーバーアプリケーションに通信されるフィールドの 1 つになります。 

このプロパティーは省略可能です。サイズの範囲は 0 から 250M バイトまでです。 

最大ファイルサイズ。 

FileAct クライアント > ファイルを格納

このセクションは、プリミティブ Sw:ExchangeFileRequest のパラメータ Sw:PutFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント > ファイルを格納」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–17 接続マップ - FileAct クライアント > ファイルを格納

名前 

説明 

必要な値 

転送の説明

Sw_TransferDescription を指定します。これは、ファイル転送に関する情報です。フリーテキスト。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の説明。 

転送の情報

ファイル転送に関する情報 Sw_TransferInfo を指定します。これは、サーバーで解析可能な構造化されたデータです。サイズは 256 バイトに制限されます。 

転送の情報。 

論理ファイル名

格納するファイルの論理名 Sw_LogicalName を指定します。この名前はサーバーアプリケーションに通信されます。デフォルトでは、この名前はパスを除いた物理名になります。サイズは 254 バイトに制限されます。 

論理ファイル名。 

物理ファイル名

格納するファイルの完全な物理名 Sw_PhysicalName を指定します。サイズは 254 バイトに制限されます。 

物理ファイル名。 

ファイルの説明

Sw_FileDescription を指定します。これは、ファイルに関するユーザー情報です。フリーテキスト。サイズは 256 バイトに制限されます。 

ファイルの説明。 

ファイルの情報

ファイルに関するユーザー情報 Sw_FileInfo を指定します。これは、サーバーで解析可能な構造化されたデータです。サイズは 256 バイトに制限されます。 

ファイルの情報。 

FileAct クライアント > ファイルを SnF 取得

このセクションは、プリミティブ Sw:FetchFileRequest に対応しています。このセクション内に含まれるパラメータ Sw<parameter name> については、『SNL Specification』を参照して詳細を確認してください。SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「FileAct クライアント > ファイルを SnF 取得」セクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–18 接続マップ - FileAct クライアント > ファイルを SnF 取得

名前 

説明 

必要な値 

物理ファイル名

ファイルのローカルでの格納先となる完全な物理名 Sw_PhysicalName を指定します。サイズは 254 バイトに制限されます。 

物理ファイル名。 

接続の確立

SWIFT AG アダプタの接続マッププロパティーの「接続の確立」セクションには、接続確立の制御に使用される構成パラメータが定義されています。これには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–19 接続マップ - 接続の確立

名前 

説明 

必要な値 

新しい接続を常に作成

接続確立要求に対して新しい接続の作成を常に試みるかどうかを指定します。オプションは次のとおりです。 

  • true: 既存接続のマッチングを試みずに新しい接続が常に作成されます。

  • false: コンテナが管理する既存接続のマッチングが試みられます。

true または false を選択します。

デフォルト構成は false です。

接続の自動切り離し

アダプタが接続上での作業完了後に接続を自動的に閉じるかどうかを指定します。 

  • true: 接続は再利用されません。

  • false: 接続は、再利用できるようにプールに返されます。

true または false を選択します。

デフォルト構成は false です。

SWIFT Alliance Gateway を外部アプリケーションとして選択する

SWIFT Alliance Gateway アダプタを作成するには、まず接続マップで SAG (SWIFT Alliance Gateway) 外部アプリケーションを作成する必要があります。SWIFT Alliance Gateway アダプタは、SAG 外部アプリケーションとサービスの間に配置されます。サービスは、コラボレーションやビジネスプロセスなどのコンテナです。

ProcedureSAG 外部アプリケーションを作成するには

  1. 接続マップのツールバーから「外部アプリケーション」アイコンをクリックします。

  2. メニューから「SAG 外部アプリケーション」を選択します (次の図を参照)。選択された SAG 外部アプリケーションのアイコンが、接続マップのツールバー上に表示されます。

    SWIFT AG 外部アプリケーション
  3. 新しい SAG 外部アプリケーションを、ツールバーから接続マップのキャンバス上にドラッグします。これは、1 つの SWIFT Alliance Gateway 外部システムを表します。

    接続マップから外部アプリケーションをサービスに関連付ける (バインドする) と、アダプタを確立できます。

    SAG が外部アプリケーションとして選択されると、その OTD に含まれるデフォルトの SWIFT Alliance Gateway アダプタプロパティーが、SAG と サービスを接続するアダプタに自動的に適用されます。その後、プロパティーエディタを使ってこれらのプロパティーを特定のシステム向けに変更できます。