HL7 SFT セグメントの設定を提供します。SFT セグメントは HL7 version 2.5 以降で使用できます。このセグメントは、送信アプリケーションとして使用される 1 つ以上のソフトウェア製品に関する追加情報を提供します。このセグメントの主な目的は、診断用途です。サイト固有の契約に基づくその他の用途も考えられます。
TCP/IP HL7 インバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。
表 1–68 接続マップ - HL7 SFT セグメント
名前 |
説明 |
必要な値 |
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省略可能な SFT セグメントを ACK 内で有効にするかどうかを指定します。 注 – 「有効化」を true に設定した場合、HL7 のバージョンが 2.5 として設定されていなければ、アダプタの起動時にエラーが発生します。 |
true または false。true は、ACK 内の SFT セグメントを有効にすることを示します。 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |
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ソフトウェアベンダー組織 |
HL7 セグメント SFT-01、具体的にはこのトランザクションを作成した送信ソフトウェアの発行または配布、あるいはその両方を行う企業の名前、を指定します。このフィールドとこのセグメントの残りのフィールドの目的は、送信アプリケーションのより完全なプロファイルを提供することです。「ソフトウェアベンダー組織」フィールドは、アプリケーションを保守する責任があるベンダーを特定します。 |
送信ソフトウェアの発行元またはベンダーの名前。 デフォルト設定は「Sun Microsystems, Inc.」です 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |
HL7 セグメント、具体的には「ソフトウェア認定バージョンまたはリリース番号」を指定します。送信システムの最新のソフトウェアバージョン番号またはリリース番号があれば、HL7 メッセージを送信または受信しているアプリケーションのより完全なプロファイルを提供しやすくなります。 バージョン番号は、特定リリースのアプリケーションを識別する際に重要となります。場合によっては、受信アプリケーションが特定のソフトウェアの「認定」されたバージョンまたはリリースのリストに基づいて、このソフトウェア認定バージョン番号またはリリース番号を検証することもあります。これにより、受信アプリケーションが必要とする特定のビジネスルールに送信アプリケーションが準拠しているかどうかを判断しやすくなります。あるいは、送信ソフトウェアのバージョンに応じて異なる処理をソフトウェアに実行させることもできます。 |
ソフトウェア認定バージョン番号またはリリース番号。 デフォルト設定は 6.0.0 です。 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |
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HL7 セグメント SFT-03、具体的にはこのトランザクションを送信したソフトウェア製品の名前、を指定します。ソフトウェア製品名は、送信アプリケーションを特定する際に重要となる要素の 1 つです。 |
送信ソフトウェア製品名。 デフォルト値は「Sun TCP/IP HL7 adapter Intelligent Adapter」です。 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |
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HL7 セグメント SFT-04、具体的にはソフトウェアバイナリ ID、を指定します。このプロパティーは、HL7 version 2.5 以降で使用できます。ソフトウェアバイナリ ID は、ベンダーによって一意のソフトウェアバージョンインスタンスごとに発行されます。これらの ID は、同じソフトウェアの異なるバージョンを区別するために使用されます。主要 ID が同じであれば、ソフトウェアがバイナリレベルで同じであることになりますが、設定は異なる可能性があります。 |
一意のソフトウェアバイナリ ID。 デフォルト設定は 6.0.0 です。 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |
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HL7 セグメント SFT-05、具体的にはソフトウェア製品の識別情報、を指定します。これには、ソフトウェアアプリケーションの説明、設定、ソフトウェアに施された変更など含めることができます。 このフィールドには、送信アプリケーションとそれが送信したトランザクションに関する任意の追加情報を含めることができます。この情報は診断目的に使用されますが、それにより、アプリケーションソフトウェアの識別をより柔軟に行える可能性があります。 |
特定の送信ソフトウェアの識別に役立つ可能性のある情報。このフィールドを使用するのは、診断を実行する場合だけにすべきです。 デフォルト値は、「これは、TCP/IP 接続経由での HL7 用 JCA アダプタです」です。 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |
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HL7 セグメント SFT-06、具体的にはソフトウェアインストール日付、を指定します。これは、送信ソフトウェアが送信側のサイトにインストールされた日付です。ソフトウェアインストール日付はそれだけで、アプリケーションの動作に関する重要な情報になることも少なくありません。これは、送信アプリケーションのより完全なプロファイルを提供するために必要です。 |
送信アプリケーションソフトウェアのインストール日付。 注 – このプロパティーは、HL7 version 2.5 または HL7 version 2.5.1 に適用されます。 |