通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

HL7 肯定応答

アプリケーション肯定応答イベントの処理方法を制御する HL7 肯定応答設定を提供します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–75 接続マップ - HL7 肯定応答

名前 

説明 

必要な値 

肯定応答レベル

外部アプリケーションがメッセージの受信に成功したあとで HL7 アプリケーション肯定応答を送信するように設定するか、あるいはアプリケーションデータベースにメッセージが正常にコミットされたあとで肯定応答を送信するように設定するかを指定します。有効なレベルは次のとおりです。 

  • A: アプリケーション肯定応答。この肯定応答は、メッセージが 1 つの受信システムによって正常かつ機能的に処理されたあとで送信されます。

  • C: コミット (受け付け) 肯定応答。この肯定応答は、メッセージの受信に成功した際に送信されます。

A」または「C」。

デフォルト設定は「A」です。

eGate がアプリケーション ACK を送信

インバウンド、アウトバウンドの両方のコラボレーションで使用されます。 

  • インバウンドの場合: 外部システムに送信される HL7 アプリケーション肯定応答が、アダプタで生成されるか、あるいはアプリケーションサーバーから転送されるかを指定します。

  • true は、アダプタがアプリケーションサーバーから外部受信 HL7 アプリケーション肯定応答を受け取り、それを外部システムに送信することを示します。

  • false は、アダプタが直接 HL7 アプリケーション肯定応答を作成して外部システムに送信することを示します。

  • アウトバウンドの場合: アウトバウンドコラボレーションがアウトバウンド遅延 ACK ロールを引き受けるかどうか、つまり遅延 ACK レシーバとして通信し、2 つの ACK をアダプタに送信する外部システムにアウトバウンドアダプタが接続するかどうかを指定します。

  • true は、アダプタが遅延 ACK (2 つの ACK) を予期することを示します。

  • false は、アダプタが遅延 ACK を予期しないことを示します。

true または false

デフォルト設定は false です。

外部 ACK を転送

HL7 アプリケーション肯定応答をアプリケーションサーバーに転送するかどうかを指定します。HL7 アプリケーション肯定応答を受信した場合、HL7 アプリケーション肯定応答の内容を、アプリケーションサーバーに (データとして) 転送する必要がある場合があります。 

  • true は、アダプタが外部システムからの HL7 アプリケーション肯定応答を処理対象としてアプリケーションサーバーに転送することを示します。

  • false は、外部システムからの HL7 アプリケーション肯定応答がアダプタから転送されないことを示します。

    このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。

true または false

デフォルト設定は false です。

遅延 ACK のタイムアウト

遅延 ACK のタイムアウト値をミリ秒で指定します。 

このパラメータは、アウトバウンドコラボレーションコードで使用されます。 

タイムアウトをミリ秒で示す整数。 

デフォルト設定は 30000 です。