通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

下位層プロトコル

下位層プロトコル (LLP) の設定を提供します。

TCP/IP HL7 アウトバウンドアダプタの接続マッププロパティーのこのセクションには、次の表に示す最上位パラメータが含まれています。

表 1–76 接続マップ - 下位層プロトコル

名前 

説明 

必要な値 

LLP タイプ

LLP (Lower Layer Protocol) のタイプを指定します。有効なタイプは次のとおりです。

  • MLLP (Minimal Lower Layer Protocol)

  • HLLP (Hybrid Lower Layer Protocol)

    使用可能なエンベロープタイプの詳細については、「TCP/IP HL7 アダプタ動作における下位層プロトコル」を参照してください。

  • MLLP v2.0 (Minimal Lower Layer Protocol v2.0)

MLLP」、「HLLP」、または「MLLP v2.0」。

MLLP」がデフォルト設定値になります。

開始ブロック文字

開始ブロック文字 (HL7 エンベロープ内の最初のエンベロープマーカー文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。競合が存在するのでないかぎり、値は ASCII の VT (10 進の 11) にすべきです。

デフォルト値は 11 です。

終了データ文字

終了データ文字 (HL7 エンベロープ内の最後のエンベロープマーカー文字の 1 つ前の文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。指定可能な範囲は、1 から 127 までです。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。競合が存在するのでないかぎり、値は ASCII の FS (10 進の 28) にすべきです。

デフォルト値は 28 です。

終了ブロック文字

終了ブロック文字 (HL7 エンベロープ内の最後のエンベロープマーカー文字) を、10 進 ASCII 番号として指定します。

1 から 127 までの範囲内の 10 進数。HL7 標準に厳格に準拠するには、このパラメータをキャリッジリターン (10 進の 13) に設定する必要があります。

デフォルト値は 13 です。

HLLP チェックサムが有効

HLLP (Hybrid Lower Level Protocol) チェックサムが有効、無効のいずれであるかを指定します。

true または falsetrue は、HLLP チェックサムが有効であることを示します。

デフォルト設定は true です。

最大再試行回数

アダプタがピアから MLLP v2.0 コミット否定応答を受信した際にメッセージの送信を試みる回数の最大値。この回数のあと、アダプタは送信をあきらめます。 

このパラメータは、アウトバウンドモードの HL7 アダプタによって使用されます。 

アダプタがピアから MLLP v2.0 コミット否定応答を受信した際にメッセージの送信を試みる回数を示す整数。  

デフォルト設定値は 5 です。