形式名とは、接続詳細情報やキューのパスを使ってキューを一意に識別する文字列のことです。さまざまなタイプの形式名を使用することで、メッセージのルーティング方法、デスティネーションのタイプ、およびキューのオープン対象となる処理のタイプを指定できます。
公開または非公開の形式名プロパティーの値は、次のようにして入力します。
公開キューの場合は次の形式を使用します。
DIRECT=TCP:IPAddress\QueueName
例: DIRECT=TCP:192.168.100.100\testmsmq
DIRECT=OS:ComputerName\QueueName
例: DIRECT=OS:mypc-gx600\testmsmq
DIRECT=HTTP://Host/msmq/QueueName
例: DIRECT=HTTP://mypc-gx600/msmq/testmsmq
非公開キューの場合は次の形式を使用します。
DIRECT=TCP:IPAddress\private$\ QueueName例: DIRECT=TCP:192.168.100.100\private$\privateqnxa
DIRECT=OS:ComputerName\private$\ QueueName
例: DIRECT=OS:mypc-gx600\private$\privateqnxa
TCP および HTTP プロトコルを受け付けるように MQ のセキュリティー属性を設定してください。「MSMQ 形式名」を指定する場合であれば、「MSMQ キュー名」および「MSMQ キューエイリアス」プロパティーは空のままにしておく必要があります。
ComputerName を確認するには、「マイ コンピュータ」を右クリックし、「管理」をクリックします。「コンピュータの管理」ダイアログボックスから、「コンピュータの管理」 ⇒ 「サービスとアプリケーション」 ⇒ 「メッセージキュー」 ⇒ 「パブリックキュー」と選択します。キューを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「プロパティ」ダイアログボックスの「全般」タブから、MSMQ で使用されているコンピュータ名とキュー名を確認できます (次の図を参照)。
ComputerName と Host の名前は、MSMQ によって 15 文字に制限されています。ホスト名に含まれる文字が 15 文字を超えている場合、MSMQ はその名前を切り詰めます。その場合、その切り詰められたホスト名を使用する必要があります。システムの具体的なホスト名を確認するには、キューの「プロパティ」、「全般」タブを参照してください (「転送前 (BatchFTP の接続マップ)」を参照)。