アウトバウンド MSMQ アダプタの設定情報は、次の各トピックに編成されています。
これらのプロパティーのうちの 1 つ、たとえば形式名を使ってキューを識別する場合、ほかの 2 つのプロパティーの値は空のままにしておくことをお勧めします (この場合であれば、「MSMQ キューエイリアス」および「MSMQ キュー名」プロパティーを空のままにする)。これにより、ユーザーが指定したキュー識別方式だけが確実に使用されるようになります。
アウトバウンド MSMQ アダプタの接続マッププロパティーの「MSMQ 設定」セクションには、次の表に示す最上位プロパティーが含まれています。
表 1–56 接続マップ - アウトバウンド - MSMQ 設定
名前 |
説明 |
必要な値 |
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キューエイリアスを指定します。キューエイリアスは、AD パスとユーザー定義文字列 (エイリアス) を、公開、非公開、または直接の単一要素形式名に関連付けます。 キューエイリアスを使ってメッセージの送受信を行うには、MSMQ および Active Directory サービスが Application Server と同じコンピュータ上にインストールされている必要があります。 |
キューエイリアス。 詳細については、「SOCKS (BatchFTP の接続マップ)」を参照してください。 |
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MSMQ 形式名 |
キューの形式名を指定します。形式名とは、接続詳細情報やキューのパスを使ってキューを一意に識別する文字列のことです。さまざまなタイプの形式名を使用することで、メッセージのルーティング方法、デスティネーションのタイプ、およびキューのオープン対象となる処理のタイプを指定できます。 TCP および HTTP プロトコルを受け付けるように MQ のセキュリティー属性を設定してください。 |
次の形式の公開または非公開の形式名。
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Microsoft メッセージキューの名前を指定します。 |
キューを識別する文字列名。これはホスト名に関連付けられているため、host/queue のように値を入力します。ここで、host はホスト名、queue はキュー名です。 詳細については、「SOCKS (BatchFTP の接続マップ)」を参照してください。 |
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MSMQ トランザクションタイプ |
アウトバウンドのトランザクションタイプを指定します。オプションは次のとおりです。
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MQ_NO_TRANSACTION、MQ_XA_TRANSACTION、または MQ_SINGLE_MESSAGE をトランザクションタイプとして選択します。 デフォルト値 MQ_NO_TRANSACTION を使用します。 詳細については、MSMQ のユーザーマニュアルを参照してください。 |
次のいずれかを使って MSMQ 共有モードを指定します。 |
DENY_NONE または DENY_RECEIVE_SHARE を選択します。 DENY_NONE がデフォルト設定になります。 エラー条件 Message Queuing がキューを開いたあとで、このユーザーかほかのだれかが RECEIVE_ACCESS または PEEK_ACCESS を使ってそのキューを開こうとすると、エラーメッセージが表示されます。 RECEIVE_ACCESS または PEEK_ACCESS を使ってキューがすでに開かれている状態で、DENY_RECEIVE_SHARE を使ってそのキューを開こうとすると、その呼び出しは失敗します。 |
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すべてのメッセージに対するメッセージ優先レベルを指定します。優先度の範囲は、レベル 0 (低い優先度) から 7 (高い優先度) までです。メッセージはキュー内で降順に格納され、優先度の高いメッセージが先にきます。優先度が有効になるのは、「MSMQ アクセスモード」が SEND_ACCESS に設定されている場合だけです。 |
メッセージの優先度を示す、0 から 7 までの数値。デフォルト設定は 3 です。 |
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次のいずれかを使って MSMQ 受信アクションコードを指定します。 ACTION_RECEIVE: 現在のカーネル位置にあるメッセージを読み取り、それをキューから削除します。 ACTION_PEEK_CURRENT: キュー内の最後のメッセージを「peek」します。いくつかのメッセージがキューを出入りしていて、最後のメッセージを peek (確認) して取得する必要がある場合に、この機能を使用できます。 |
ACTION_RECEIVE または ACTION_PEEK_CURRENT を選択します。 ACTION_RECEIVE がデフォルト設定になります。 |
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Message Queuing が peek、送信、受信のいずれのアクセス権を使ってキューを開くかを指定します。 |
RECEIVE_ACCESS、SEND_ACCESS、または PEEK_ACCESS を選択します。 メッセージ優先度を使用するには、このアクセスモードを SEND_ACCESS に設定する必要があります。 |
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外部接続をインスタンス化する際に物理的な接続を確立するかどうかを指定します。オプションは次のとおりです。
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「自動」または「手動」 (動的) を選択します。 デフォルト設定は「自動」です。 |
MSMQ アダプタは、次の 3 つのプロパティーのうち、次の順番で最初に使用可能になった値を使って MSMQ キューを識別します。
MSMQ キューエイリアス
MSMQ 形式名
MSMQ キュー名