通信アダプタ用 Java CAPS プロジェクトコンポーネントの構成

サービススケジュール

次の表に、インバウンドアダプタの「サービススケジュール」プロパティーを示します。

表 1–6 インバウンドスケジュール — サービススケジュール

名前 

説明 

必要な値 

スケジューラ 

このインバウンド通信のスケジューラのタイプを指定します。オプションは次のとおりです。 

  • タイマーサービス: 「スケジュール型」、「遅延」、「期間」、および「固定レートで」の値に従ってタスクのスケジューリングが行われます。

  • 作業マネージャー: 「スケジュール型」、「遅延」、および「期間」の値に従って作業のスケジューリングが行われます。

    使用するコンテナが JCA 作業管理をサポートしていない場合 (JCA 1.5 より前である場合)、「タイマーサービス」を選択します。

「タイマーサービス」または「作業マネージャー」を選択します。デフォルトは「作業マネージャー」です。 

スケジュール型 

インバウンド通信のスケジュールのタイプを定義します。オプションは次のとおりです。 

  • 1 回: タスクが 1 回実行されるようにスケジューリングされます。

  • 繰り返し: パラメータ「期間」で定義される一定間隔でタスクが繰り返し実行されるようにスケジューリングされます (次を参照)。

「1 回」または「繰り返し」を選択します。デフォルトは「繰り返し」です。 

遅延 

タスクが実行されるまでの遅延をミリ秒で指定します。詳細については、SNA アダプタの Javadoc を参照してください。 

有効な数値。デフォルトは 0 です。 

期間 

連続するタスク実行間の一定間隔をミリ秒で指定します。このパラメータは、「繰り返し」に設定された「スケジュール型」パラメータと組み合わせて使用されます。 

有効な数値。デフォルトは 100 です。 

固定レートで 

「スケジュール型」パラメータの「繰り返し」設定および「スケジューラ」の「タイマーサービス」タイプと組み合わせて使用されます。オプションは次のとおりです。 

  • true: 固定レートを示します。初期実行のスケジュール時刻を基準にして各実行のスケジューリングが行われます。ある実行が何らかの理由によって遅れると、すぐに続けて 2 つまたはそれ以上の実行が発生し、事前に設定された実行スケジュールに戻ります。全体として、実行頻度は指定された期間のちょうど逆数になります。

  • false: 固定遅延を示します。1 つ前の実行の実際の実行時刻を基準にして各実行のスケジューリングが行われます。ある実行が何らかの理由によって遅れると、後続の実行も遅れます。全体として、実行頻度は通常、指定された期間の逆数よりも低くなります。

true または false を選択します。デフォルトは false です。