次のリストは、BatchFTP OTD の各ノードについて、主要機能などを説明しています。
BatchFTP: OTD のルートノードを表します。
Configuration: このノード内の各フィールドサブノードは、アダプタの設定パラメータに対応し、設定情報を含みます。
InputStreamAdapter および OutputStreamAdapter: OTD のデータストリーミング機能を使用および制御できます。
この OTD には、正規表現を使用できる設定パラメータがあります。詳細は、「バッチアダプタでの正規表現の使用法」を参照してください。
Client: このノードには、アダプタのクライアントインタフェースを OTD に実装する (FtpFileClient) 次のサブノードが含まれます。
Payload: FTP で転送するペイロード、つまりメッセージデータをバイト配列の形で含むインメモリーバッファー。
UserProperties: ユーザー定義の FtpFileClient インタフェース実装を指定している場合のみ使用します。こうした場合、ノードは、設定で指定したプロパティーを表します。
データは、Payload ノードを使用するか、またはデータストリーミング (InputStreamAdapter および OutputStreamAdapter ノード) を使用して転送できますが、同じ OTD 内で両方の方法を使用することはできません。
ResolvedNamesForGet および ResolvedNamesForPut: 転送時に、使用されている実際のファイル名またはディレクトリ名を取得し、名前に対して処理を実行できます。たとえば、get() または put() と組み合わせて、実際の名前を使用してファイル転送を実行できます。実際のファイル名またはディレクトリ名が正規表現または特殊文字を使用して表現されていても取得できます。
これらのノードには、ターゲット転送先のファイル名およびディレクトリ名と、転送前および転送後コマンドの名前を解決できるサブノードが含まれます。これらのノードの詳細は、ファイル転送前/転送後コマンド、「名前の解決」を参照してください。また、正規表現の詳細は、「バッチアダプタでの正規表現の使用法」を参照してください。
get()、put()、reset() 、connect()、disconnect()、および isConnected(): 「基本的な BatchFTP OTD メソッド」を参照してください。
Provider: このノードに含まれるサブノードは、アダプタのプロバイダインタフェースをこの OTD に実装する (FtpFileProvider) メソッドです。これらのメソッドを使用すると、OTD を使用して実行できる一般的な FTP 処理を実行できます。