通信アダプタ用 OTD の開発

BatchFTP OTD

バッチアダプタには、FTP データ転送機能の実行を可能にする 4 つの OTD が含まれます。BatchFTP OTD を使用すると、Sun Enterprise Service Bus システムは、ファイルに格納されたオブジェクトを受信および配信する目的で他のネットワークホストとデータを交換できます。また、BatchFTPOverSSLBatchSCP、および BatchSFTP OTD を使用すると、SSL または SSH 上で FTP を使用して、ローカルホストとリモートホスト間でデータを安全に転送できます。

BatchFTP OTD の構造

BatchFTP OTD には、Client、ConfigurationProviderState、および StateManager という 5 つの上位レベルノードが含まれます (次の図を参照)。これらのノードを展開すると、サブノードが表示されます。

図 1–6 BatchFTP OTD の構造

BatchFTP OTD の構造

Configuration ノード

OTD の Configuration ノードの各フィールドサブノードは、アダプタの FTP 設定パラメータのいずれかに対応します。

Client および Provider ノード

この OTD には、さらに 2 つの上位レベルノード、Client および Provider が含まれます。これらのノードは、アダプタのそれぞれの機能インタフェースを実装します。