Sun Blade Storage Module M2 ご使用にあたって

 

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Solaris オペレーティングシステムの注意事項

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ディスク障害 LED と取り外し準備完了 LED が Oracle Solaris 10 で機能しない (6926642)

新しい OS をインストールしたあとに stmsboot でルートデバイスをマップできない (6931924)

stmsboot -d を使用して MPxIO を無効にするとシステムが正常に再起動しない場合がある (6923599)

ドライブの物理構成を変更すると Solaris format ユーティリティーがハングアップする (6890270、6930996)

デバイスを取り外すと Solaris で mpathadm が停止する (6908971、6919439)

MPXIO が有効になっているデバイスへのパスを指定すると cfgadm -c unconfigure が失敗する (6948701)

RAID 10 ボリュームを作成するコマンドが正しく指定されていない (6943131)

cfgadm を使用した場合にストレージモジュールディスクの取り外し準備完了 LED が機能しない (6946124)

Linux オペレーティングシステムの注意事項

Linux オペレーティングシステムの現時点での注意事項

MPXIO が有効になっているデバイスへのパスを指定すると cfgadm -c unconfigure が失敗する (6948701)

Sun Storage 6Gb SAS REM HBA (SGX-SAS6-REM-Z) を搭載した Sun Blade X6270 M2 で、MPXIO が有効になっているデバイスへのパスを指定すると、Solaris cfgadm -c unconfigure コマンドが失敗します。

回避方法
  1. 取り外すディスクを選択します。

    この例では、ドライブ c0t5000C5000F0FE227d0 を取り外します。

    # format
    Searching for disks...done
    AVAILABLE DISK SELECTIONS:
    0. c0t5000C5000F0E5AFFd0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424>
    /scsi_vhci/disk@g5000c5000f0e5aff
    1. c0t5000C5000F0FE227d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424>
     /scsi_vhci/disk@g5000c5000f0fe227
  2. mount(1M) を実行して、デバイスがマウントされているかどうか、またはデバイスが起動ドライブかどうかを確認します。

    次にドライブがマウントされているかどうかを確認する方法の例を示します。

    # mount | grep c0t5000C5000F0E5AFFd0 /mnt on 
    /dev/dsk/c0t5000C5000F0E5AFFd0s6 read/write/setuid/devices/intr/largefiles
    /logging/xattr/onerror=panic/dev=600016 on Fri Jun  4 10:37:08 2010

    ドライブが起動ドライブかどうかを確認するには、次の例を参照してください。

    bash-3.00# mount | grep c0t5000C5000F0FE227d0 / on 
    /dev/dsk/c0t5000C5000F0FE227d0s0 read/write/setuid/devices/intr/largefiles
    /logging/xattr/onerror=panic/dev=800010 on Wed Jun 9 09:58:24 2010
    
    /export/home on /dev/dsk/c0t5000C5000F0FE227d0s7 read/write/setuid/devices/intr
    /largefiles/logging/xattr/onerror=panic/dev=800017 on Wed Jun 9 09:59:13 2010
    
    Note: "/" root directory
  3. fuser(1M) コマンドを実行して、ディスクにアクセスしているプロセスを特定します。

    ディスクにアクセスしているプロセスがない場合の例を次に示します。

    # fuser -d /dev/dsk/c0t5000C5000F0E5AFFd0s2 /dev/dsk
    /c0t5000C5000F0E5AFFd0s2:

    ディスクにアクセスしているプロセスがある場合の例を次に示します (fuser によってプロセスが特定されます)。

    bash-3.00# fuser -d /dev/dsk/c0t5000C5000F0FE227d0s2 /dev/dsk
    /c0t5000C5000F0FE227d0s2: 1036o
    
    bash-3.00# ps -ef | grep 1036
    root 1036 982 0 11:56:34 pts/2 0:02 dd if=/dev/dsk/c0t5000C5000F0E5AFFd0s2 
    of=/dev/dsk/c0t5000C5000F0FE227d0s7
  4. 手順 3 で特定したプロセスをすべて強制終了します。次に例を示します。

    kill —p PID

    または

    kill —P PID

  5. 次のいずれかを実行してディスクを取り外します。

    • ディスクが起動ドライブでない場合は、マウントポイントを umount してから、sync(1M) を実行してディスクをフラッシュします。

      # umount /mnt
      # mount |grep c0t5000C5000F0E5AFFd0
      # sync
      Remove the disk safely.
    • ディスクが起動ドライブである場合は、sync(1M) を実行してディスクをフラッシュし、システムをシャットダウンします。

      bash-3.00# sync
      bash-3.00# init 0
      Remove the disk safely.