OpenBoot 3.x コマンド・リファレンスマニュアル

dl を使ってシリアルポート A から Forth テキストファイルを読み込む

dl で読み込む Forth のプログラムは ASCII ファイルでなければなりません。

シリアルラインからファイルを読み込むには、テストシステムのシリアルポート ttya を、要求があればすぐにファイルを転送できるマシン (つまり、サーバー) に接続し、そのサーバーで端末エミュレータを起動します。次に、端末エミュレータを使用して dl でファイルをダウンロードします。

次の例では、Solaris の端末エミュレータ tip を使用するものとします。(この手順についての詳細は、付録 A 「TIP 接続の設定」を参照してください。

  1. テストシステムの ok プロンプトで次のように入力します。


    ok dl
    

  2. サーバーの tip ウィンドウから、次のように入力します。


    ‾C
    

    これによりコマンド行を表示します。このコマンド行を使用して Solaris コマンドをサーバーに発行します。


    注 -

    C は大文字で入力する必要があります。



    注 -

    tip は、 がコマンド行上の最初の文字の場合にのみ、この文字を tip コマンドとして認識します。tip‾C を認識できなかった場合は、tip ウィンドウに Enter キーを入力し、もう一度 ‾C を入力します。


  3. local command プロンプトで cat を使用してファイルを転送します。


    ‾C (local command) cat filename
    (Away two seconds)
    Control-D
    

  4. tip(Away n seconds)の形式のメッセージを表示したら、tip ウィンドウに

    Control-D

    を入力して、ファイルの終わりに達したことを dl に知らせます。

    dl はそこで自動的にファイルを解釈し、ファイルが読み込まれたシステムの画面に再び ok プロンプトが現れます。