Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)

Admintool によるパッケージの追加と削除

ここでは、Admintool のグラフィカルユーザーインタフェースを使用してソフトウェアパッケージを追加または削除する方法を説明します。

Admintool でパッケージを追加する方法


注 -

UNIX sysadmin グループ (グループ 14) のメンバーでない場合は、Admintool でソフトウェアパッケージをシステムに追加または削除するにはスーパーユーザーになる必要があります。


  1. インストールまたはアップグレード済みのシステムにスーパーユーザーとしてログインするか、または次のコマンドを入力してスーパーユーザーになります。


    # su
    
  2. システムに追加するソフトウェアが含まれている CD をシステムに接続されている CD-ROM ドライブに入れます。

    ボリュームマネージャが自動的に CD をマウントします。

  3. 追加するソフトウェアの CD 上のディレクトリパスを記録します。

  4. Admintool を起動します。


    # admintool &
    

    「ユーザー (Users)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  5. 「ブラウズ (Browse)」メニューから「ソフトウェア (Software)」を選択します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  6. 「編集 (Edit)」メニューから「追加 (Add)」を選択します。

  7. 「ソース媒体の設定 (Set Source Media)」ウィンドウが

    Graphic
    • 表示されなかった場合は、次の手順に進みます。

    • 表示された場合は、「CD のパス (CD Path)」フィールドに CD へのディレクトリパスが表示されていなければ、手順 3 で記録したパスを入力し、「了解 (OK)」をクリックします。

    「ソフトウェアの追加 (Add Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  8. このウィンドウの「ソフトウェア (Software)」部分で、ローカルのシステムにインストールしたいソフトウェアを選択します。

    Graphic

    ベース (親) パッケージとそれに依存する日本語 (子) パッケージがソフトウェアリストに表示されます。依存関係のある日本語パッケージは、次のように末尾に (<ロケール名> ローカリゼーション) と表示されます。

     末尾の表示 パッケージの種類
    (ja ローカリゼーション)

    ja ロケール固有パッケージ

    (ja_JP.PCK ローカリゼーション)

    ja_JP.PCK ロケール固有パッケージ

    (ja_JP.UTF-8 ローカリゼーション)

    ja_JP.UTF-8 ロケール固有パッケージ

    (ja,ja_JP.PCK,ja_JP.UTF-8 ローカリゼーション)

    日本語ロケール共有パッケージ

    ベース (親) パッケージを選択しても、依存関係のある日本語パッケージが自動的に選択されるわけではありません。システムのロケールに合った適切な依存関係にある日本語パッケージを選択する必要があります

    たとえば、ja ロケールだけがインストールされているシステムに「CDE HELP VOLUMES」を追加する場合は、それに対応する次の日本語パッケージも選択する必要があります。

    • Japanese (EUC) CDE HELP VOLUMES 2.8 (ja ローカリゼーション)

    • Japanese CDE HELP VOLUMES 2.8 (ja, ja_JP.PCK, ja_JP.UTF-8 ローカリゼーション)

    パッケージについては、『Solaris 8 インストールガイド (SPARC 版)』または 『Solaris 8 インストールガイド (Intel 版)』の付録 A〜C を参照してください。

  9. 「追加 (Add)」をクリックします。

    「Add Software」ウィンドウが表示され、ソフトウェアの構成要素が追加されるたびにメッセージが表示されます。

    Graphic

    選択したソフトウェアに属するすべての構成要素が追加されると、次のメッセージが表示されます。


    <name_of_software> のインストールに成功しました。
    press <Return> to continue

  10. Return キーを押します。

    「Add Software」ウィンドウが閉じ、「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。引き続きソフトウェアを追加できます。

  11. ソフトウェアの追加が終了したら、「ファイル (File)」メニューから「終了 (Exit)」を選択します。

Admintool でパッケージを削除する方法


注 -

UNIX sysadmin グループ (グループ 14) のメンバーでない場合は、Admintool でソフトウェアパッケージをシステムに追加または削除するにはスーパーユーザーになる必要があります。


  1. インストールまたはアップグレード済みのシステムにスーパーユーザーとしてログインするか、または次のコマンドを入力してスーパーユーザーになります。


    # su
    
  2. Admintool を起動します。


    # admintool &
    

    「ユーザー (User)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  3. 「ブラウズ (Browse)」メニューから「ソフトウェア (Software)」を選択します。

    「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。

    Graphic
  4. 削除したいソフトウェアを選択して強調表示します。

  5. 「編集 (Edit)」メニューから「削除 (Delete)」を選択します。

    「警告 (Warning)」画面にソフトウェアの削除を確認するメッセージが表示されます。

    Graphic
  6. 「警告 (Warning)」画面で「削除 (Delete)」をクリックします。

    「Delete Software」ウィンドウが表示され、削除するソフトウェアごとにメッセージが表示されます。

    Graphic

    選択したソフトウェアパッケージごとに削除を確認するプロンプトが表示されます。

  7. プロンプトが表示されるごとに「y」、「n」、または「q」を入力します。

    ソフトウェアの構成要素が削除されるたびにメッセージが表示されます。選択したソフトウェアに属するすべての構成要素が削除されると、次のメッセージが表示されます。


    <name_of_software> の削除に成功しました。
    press <Return> to continue
  8. Return キーを押します。

    「Delete Software」ウィンドウが閉じ、「ソフトウェア (Software)」ウィンドウが表示されます。引き続きソフトウェアを削除できます。

  9. ソフトウェアの削除が終了したら、「ファイル (File)」メニューから「終了 (Exit)」を選択します。