通常は、アクションと、アプリケーションに関連付けられたデータ型定義、アイコン、ヘルプ・ファイルは、アプリケーションとして同じシステムにインストールされます。
たとえば、ヘルプのデータ・ファイルの一般的な構成について考えてみます。
ファイル・マネージャのヘルプ・ファイルは通常、セッション・サーバにあります。ヘルプ検索パスはセッション・サーバで適切な位置を自動的に検索するため、デスクトップはそれらのファイルを見つけます。
他のアプリケーションのヘルプ・ファイルは通常、アプリケーションとして同じアプリケーション・サーバにあります。アプリケーション検索パスを変更するとヘルプ検索パスを自動的に変更するので、セッション・サーバはそれらのファイルを見つけます。
ネットワークのどこかにデータベース (アクションとデータ型)、ヘルプ、またはアイコン・データを置きたい場合があるでしょう。たとえば、ネットワークが複数のセッション・サーバを使用する場合、デスクトップ・アプリケーション (ファイル・マネージャ、スタイル・マネージャなど) のすべてのへルプ・データ・ファイルが格納されているヘルプ・サーバを作成することをお勧めします。こうすると、ヘルプ・ファイルを各セッション・サーバで複製する必要がないので、ディスク・スペースを節約できます。
デスクトップが必要とするオペレーティング・システム・ネットワーク構成を提供します。
詳細は、「デスクトップ用の基本オペレーティング・システムのネットワーキング構成」を参照してください。
クライアントに対して必要な一般デスクトップ構成を提供します。
詳細は、「デスクトップのクライアントとサーバを構成するには」を参照してください。
データベース・ファイル、ヘルプ・ファイル、またはアイコン・ファイルをインストールします。
ファイルは、システムのどこにでも置くことができます。しかし、システムがアプリケーション・サーバを指定すると自動的に検索されるディレクトリがあるので、次の位置を使用するとより簡単になります。
データベース・ファイル: /etc/dt/appconfig/types/language
ヘルプ・ファイル: /etc/dt/appconfig/help/language
アイコン・ファイル: /etc/dt/appconfig/icons/language
データベース・サーバを設定する場合、コマンド (EXEC_STRING) を実行する位置を指定するためにアクションに書き込む必要があります。詳細は、「リモート実行ホストの指定」を参照してください。
デスクトップが必要とするオペレーティング・サーバ・ネットワーク構成を提供します。
詳細は、「デスクトップ用の基本オペレーティング・システムのネットワーキング構成」を参照してください。
クライアントに対して必要な一般デスクトップ構成を提供します。
詳細は、「デスクトップのクライアントとサーバを構成するには」を参照してください。
データベース・サーバ、アイコン・サーバ、またはヘルプ・サーバを適切な検索パスに追加します。
「データベース・サーバ、ヘルプ・サーバ、またはアイコン・サーバを作成するには」の手順 3 で指定された位置にデータ・ファイルを格納した場合、アプリケーション検索パスを変更できます。
他の位置にデータ・ファイルを格納した場合、特定の検索パスを変更しなければなりません。
たとえば、ヘルプ・ファイルをシステム SysCCC にあるディレクトリ /etc/dt/help に格納した場合、次の行を /etc/dt/config/Xsession.d/0010.dtpaths に追加します。
export DTSPSYSHELP=/net/SysCCC/etc/dt/help
検索パスの設定の詳細は、次の節を参照してください。