Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

SCSI ドライブを自動構成する方法

  1. スーパーユーザーになります。

  2. システムのブート時に読み込まれる /reconfigure ファイルを作成します。


    # touch /reconfigure
    
  3. システムをシャットダウンします。


    # shutdown -i0 -g30 -y
    

    -i0

    システムを init 状態 0 (電源切断) にする。 

    -g30

    ログインしているユーザーに、30 秒後にシステムのシャットダウンを開始することを通知する。 

    -y

    ユーザーの介入なしでコマンドを実行するように指定する。 

    オペレーティング環境がシャットダウンされると、ok または > プロンプトが表示されます。

  4. システムとすべての外部周辺デバイスの電源を切ります。

  5. 追加しようとするディスクに、システム上の他のデバイスとは異なるターゲット番号が設定されているかどうかを確認します。

    通常は、ディスクの裏側にそのための小型のスイッチが付いています。

  6. ディスクがシステムに正しく接続されているかどうかを確認します。

    インストールについての詳細は、ディスクのハードウェアインストールガイドを参照してください。

  7. すべての外部周辺デバイスの電源を入れます。

  8. システムの電源を入れます。

    システムがブートされ、ログインプロンプトが表示されます。

  9. スーパーユーザーとしてログインし、format ユーティリティを起動して、自動構成するディスクを選択します。


    # format
    Searching for disks...done
    c1t0d0: configured with capacity of 1002.09MB
    AVAILABLE DISK SELECTIONS:
      0. c0t1d0 <SUN1.05 cyl 2036 alt 2 hd 14 sec 72>
         /iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/espdma@f,400000/esp@f,800000/sd@1,0
      1. c0t3d0 <SUN1.05 cyl 2036 alt 2 hd 14 sec 72>
         /iommu@f,e0000000/sbus@f,e0001000/espdma@f,400000/esp@f,800000/sd@3,0
    Specify disk (enter its number): 1
    
  10. プロンプトで y と入力してディスクにラベルを付けます。

    y と入力すると、自動構成機能によってディスクラベルが生成され、ディスクに書き込まれます。


    Disk not labeled. Label it now? y
    
  11. verify コマンドを使用してディスクラベルを確認します。


    format> verify
    
  12. format ユーティリティを終了します。


    format> q