Solaris のシステム管理 (第 2 巻)

割り当ての整合性を確認する方法


注 -

ディスクのデータの正確さを保つには、quotacheck コマンドを実行するとき、チェックするファイルシステムが他のユーザーによって使用できないようにしてください。システムをリブートするとき、quotacheck コマンドが自動的に実行されます。


  1. スーパーユーザーになります。

  2. 次のように UFS ファイルシステム上の整合性チェックを実行します。


    # quotacheck [-v] filesystem 
    

    -v

    (省略可能) 特定のファイルシステム上の各ユーザーのディスク割り当てを示す 

    -a

    /etc/vfstab ファイルに rq エントリがある全ファイルシステムをチェックする

    filesystem

    チェックするファイルシステムを指定する 

    詳細は、quotacheck(1M) のマニュアルページを参照してください。

例 - 割り当ての整合性を確認する

次の例は、スライス /dev/rdsk/c0t0d0s7 上の /export/home ファイルシステムのディスク割り当てをチェックしています。/export/home ファイルシステムは、/etc/vfstab ファイルに rq エントリを持つ、唯一のファイルシステムです。


# quotacheck -va
*** Checking quotas for /dev/rdsk/c0t0d0s7 (/export/home)