Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

PPP 作業マップ

この節では PPP を構成したり、一度インストールした PPP を保守したり、PPP に関する障害追跡を行なったりするための各種のマップを示します。

表 23-1 PPP 構成作業マップ

作業 

説明 

参照ページ 

PPP がすべてのマシンにインストールされていることを確認する 

pkginfo を使用して、PPP が PPP リンク内のすべてのマシンにインストールされていることを確認する

「インストールを確認する方法」

リモートマシンのホストのデータベースを構成する

/etc/inet/hosts ファイルに IP アドレスとホスト名を追加することにより、リモートマシンのホストのデータベースを構成する

「リモートマシンの hosts データベースの構成方法」

ダイアルインサーバーのホストデータベースを構成する 

/etc/hosts ファイルおよび /etc/inet/networks ファイルにエントリを追加することにより、ダイアルインサーバーのホストデータベースを構成する

「ダイヤルインサーバーの hosts データベースの構成方法 」

/etc/asppp.cf ファイルを編集して、起動時にエントリが認識されるようにエントリを追加する

リモートエンドポイントとの通信を確立し維持するために必要な情報を /etc/asppp.cf ファイルに加える

asppp.cf 構成ファイルの編集方法」

RIP をオフにする 

/etc/gateways ファイルに norip を加えて RIP をオフにする

「RIP をオフにする方法」

リモートホストを更新する 

IP アドレスとホスト名を /etc/inet/hosts ファイルに加えて、リモートホストを更新する

「リモートホストの更新方法」

ダイアルインサーバーを更新する 

/etc/inet/hosts ファイルを更新して、サーバーに接続されている各ホストに使用するエントリを加える

「ダイヤルインサーバーの更新方法」

PAP/CHAP サポートを加える 

require_authentication のキーワードと will_do_authentication のキーワードを /etc/asppp.cf ファイルに追加して、リンク上の各マシンが PAP または CHAP に応答するかどうかに関するセキュリティを確立する

「PAP または CHAP のインストール方法」

表 23-2 PPP 保守作業マップ

作業 

説明 

参照ページ 

PPP を手動で起動する 

/etc/init.d/asppp start コマンドを使用して PPP を起動します。通常、PPP は自動的にスタートするため、このコマンドを使用する必要はない

「手動で PPP を起動する方法」

PPP が作動中であることを確認する 

ps コマンドと ping コマンドを使用して、PPP が作動中であるかどうかを確認する

「PPP が実行中であることを確認する方法」

PPP を停止する 

/etc/init.d/asppp stop コマンドを使用して PPP を停止する

「PPP の停止方法」

インタフェースの状態を確認する 

ifconfig コマンドを使用して、回線の現在の状態を監視する

「インタフェースの状態を確認する方法」

接続状態を確認する 

ping コマンドを使用して接続が完了していることを確認する

「接続状態を確認する方法」

インタフェースの活動を確認する 

netstat コマンドを使用して、パケットが送受されていることを確認する

「インタフェースアクティビティを確認する方法」

ローカルルーティングテーブルを確認する 

netstat コマンドを使用してローカルルーティングテーブルを表示する

「ローカルルーティングテーブルを確認する方法」

in.routed を使用してルートを加える

動的ルーティングを行っているときに、in.routed コマンドを使用してルートを加える

in.routed を使用してルートを追加する方法」

表 23-3 PPP 障害追跡の作業マップ

作業 

説明 

参照ページ 

診断機能を設定する 

障害追跡のために PPP 診断機能を設定する方法 

「マシンに対する診断の設定方法」