Solaris のシステム管理 (第 3 巻)

ハードウェアアドレス

ネットワーク上の各ホストは一意のハードウェアアドレスを持っており、これもホストを他の対等ホストに識別させるために使用されます。ハードウェアアドレスは、製造元でマシンの CPU またはネットワークインタフェースに物理的に割り当ててあります。ハードウェアアドレスはどれも一意なものです。

本書では、ハードウェアアドレスを「Ethernet アドレス」という言葉で表しています。Ethernet は、Solaris オペレーティング環境のネットワーク上で最も一般的に使用されているネットワークメディアなので、本書では、Solaris ホストのハードウェアアドレスが Ethernet アドレスであるものと想定して、説明を進めます。FDDI など他のネットワークメディアを使用している場合は、そのメディアに付属しているマニュアルの中のハードウェアアドレス指定に関する部分を参照してください。