スーパーユーザーになります。
インタフェースを登録します。
/etc/nca/nca.if ファイルに各物理インタフェースの名前を登録します (詳細は、nca.if(4) のマニュアルページを参照)。
# cat /etc/nca/nca.if hme0 hme1 |
インタフェースごとに、対応する hostname.interface-name ファイルと、hostname.interface-name の内容と一致するエントリが /etc/hosts ファイル内になければなりません。すべてのインタフェースで NCA 機能を使用可能にするには、nca.if ファイル内でアスタリスク (*) を指定します。
ncakmod カーネルモジュールを有効にします。
/etc/nca/ncakmod.conf 内の status エントリを enabled に変更します。
# cat /etc/nca/ncakmod.conf # # Copyright (c) 1998-1999 by Sun Microsystems, Inc. # All rights reserved. # #ident "@(#)ncakmod.conf 1.1 99/08/06 SMI" # # NCA Kernel Module Configuration File # status=enabled httpd_door_path=/var/run/nca_httpd_1.door |
詳細は、ncakmod.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
NCA ロギングを有効にします。
/etc/nca/ncalogd.conf 内の status エントリを enabled に変更します。
# cat /etc/nca/ncalogd.conf # # Copyright (c) 1998-1999 by Sun Microsystems, Inc. # All rights reserved. # #ident "@(#)ncalogd.conf 1.1 99/08/06 SMI" # # NCA Log Daemon Configuration File # status=enabled logd_path_name="/var/nca/log" logd_file_size=1000000 |
logd_path_name エントリに示されているパスを変更すると、ログファイルの格納場所を変更できます。詳細は、ncalogd.conf(4) のマニュアルページを参照してください。
IA の場合のみ: 仮想メモリーサイズを増やします。
eeprom コマンドを使用して、システムの kernelbase を設定します。
# eeprom kernelbase=0x900000000 # eeprom kernelbase kernelbase=0x900000000 |
2 行目の eeprom コマンドを実行すると、パラメータが設定済みかどうかを確認できます。
NCA を有効にすると、ユーザープロセスで使用可能な仮想メモリ容量が 3G バイト未満に削減されます。このため、システムは ABI に準拠しなくなります。この場合、システムの起動時に、システムがABI に準拠していないことを知らせる警告メッセージが表示されます。ほとんどのプログラムは、実際には 3G バイトの仮想アドレス空間を必要としません。3G バイトの仮想アドレス空間を必要とするプログラムは、NCA が有効に設定されていないシステムで実行する必要があります。
サーバーを再起動します。