共通デスクトップ環境 プログラマ概要

アプリケーション・フォント

すべての共通デスクトップ環境プラットフォームで、最小 6 種類のフォントサイズが使用できます。各フォントは、標準フォント名 8、10、12、14、16、18、24 に関連しています。共通デスクトップ環境用 XLFD フォントの記述は次のようになります。

-dt-application-*

上記のようなパターンを使用すれば有効です。

テキストの表示に使用されるフォントのデザインのバリエーションで最も一般的なのは、serif と sans serif 、およびプロポーショナルと固定幅文字の選択です。これら 2 つのデザインのバリエーションを組み合わせると、次の 4 つのデザインがあります。

上記 4 つのデザインの一般例は次のとおりです (順序は上記のとおりです)。

これらのデザインには、(太さと傾斜の組合せによる) 次のような 4 つのスタイルがあります。

上記 4 つのスタイルにはそれぞれ 4 つのデザインのバリエーションがあるので、合計 16 種類のフォントが生成されます。この 16 種類のフォントは一般のデスクトップ・コンピューティングで最も一般的に使用されるものです。たとえば Times Roman (タイムズ・ローマン)、Helvetica (ヘルベチカ)、Courier (クーリエ) は 4 つのスタイルにありますが、シンボル・フォントと共に Adobe 13、つまりすべての PostScript プリンタに組み込まれるフォントの最小セットを構成します。

アプリケーションは、正式なフォント・ファミリまたはフォント名を必要としませんが、たとえば固定幅フォント、sans serif フォント、serif フォントなどの使用は必要です。特定の共通デスクトップ環境プラットフォームに存在する正式フォント名を知る必要はありません。共通デスクトップ環境標準フォントは、ベンダのプラットフォームで最適な特定のデザインの選択をデフォルトにしています。

アプリケーションが必要とするフォントのリソース値として、アプリケーションの app-defaults ファイルでは概要アプリケーション・フォントの XLFD フォント名を指定して下さい。このフォント名を使用しない場合は、各共通デスクトップ環境プラットフォーム上の各アプリケーションに対して、別の app-defaults ファイルを提供する必要があります。