Solaris では、日本語 GUI 環境として、日本語 OpenWindows と日本語 Solaris 共通デスクトップ環境 (Common Desktop Environment) が提供されます。
「エンドユーザシステムサポート」のクラスタ以上がインストールされている場合、システムの起動後に図 7-1 のようなログイン画面が表示されます。この画面からウィンドウ環境 (Solaris CDE または OpenWindows) やログイン時のロケールなどを簡単に選択できます。
ログインサーバー (dtlogin) が実行されるロケールは、デフォルトの状態では、インストール時に設定したシステムのデフォルトロケールです。
「オプション」メニューの「セッション」サブメニューでは、ウィンドウ環境を選択できます。デフォルト値は、「ユーザが最後に使ったデスクトップ」です。最初のログインでは、次のようなウィンドウが表示されます。
「オプション」メニューの「言語」サブメニューでは、使用するロケールを選択できます。日本語環境では、ja、ja_JP.eucJP、japanese、ja_JP.PCK、 ja_JP.UTF-8 の 5 種類のロケールから選択できます。なお、japanese は、日本語 Solaris 1.x 以前のシステムとの互換性を提供するために用意されたロケールで、ja と同様に日本語 EUC を扱います。日本語 EUC を使用する場合は、ja または ja_JP.eucJP ロケールを使用してください。