日本語 OpenWindows のワークスペースプロパティ機能を使用して、動作環境を日本語と英語の間で切り替えることができます。
ワークスペースメニューから「プロパティ」を選択すると、図 12-1 に示すような「ワークスペース・プロパティ」ウィンドウが表示されます。
次に、「カテゴリ」から「ロケール」を選択すると、図 12-2 に示す項目が表示されます。
「基本ロケール」では、全体的な動作環境を日本語または英語のどちらにするかを選択します。「日本」または「(日本)」にすると、日本語表示や日本語入力ができます。「米国」にすると日本語の入出力はできません。
基本ロケールで 「日本」を選択すると、自動的にその他の設定も日本語用になります。「米国」を選択すると、自動的にその他の設定も英語用になります。
ネットワーク上の 日本語 Solaris 1.x のシステムとの互換性を持たせるために、ロケールを「japanese」に設定する場合は、基本ロケールで「(日本)」を選択します。
基本ロケールを「日本」に設定した場合は、その他の設定を日本語または英語にすることができますが、基本ロケールを「米国」に設定した場合は、その他の設定を日本語にすることはできません。基本ロケールを「(日本)」にすると、その他の設定は自動的に「japanese」になります。その他の設定を英語にすることもできますが、「ja」にすることはできません。
その他の設定の「表示ロケール」では、メニュー、ボタン、ヘルプメッセージなどを日本語または英語のどちらで表示するかを選択します。
たとえば、設定を「日本語」から「英語」に切り替えた後、「適用」をクリックすると、ワークスペースメニューが英語で表示されるようになります。また、新しく起動するアプリケーションのメニューやボタンも英語になります。
「入力ロケール」では、アプリケーションで日本語入力を有効にするかどうかを選択します。
「日本語」に設定すると、アプリケーションで日本語入力ができます。「英語」に設定すると、日本語入力はできません。
「時刻形式」では、アプリケーションで時刻を表示するときに、日本式に「 ??年??月??日??時??分??秒」と表示するか、米国式に「??/??/?? ??:??:??」と表示するかを選択します。
「数値形式」では、数字の表示形式を選択します。