JFP ユーザーズガイド

Kornシェル起動時コマンド実行ファイル

Korn シェル (ksh) に対して起動時コマンドファイルを用意する場合、そのファイル名をパラメタ ENV に設定します。パラメタ ENV の設定例については、.profileを参照してください。Korn シェルがログインシェルとして起動されたときにも、Korn シェル起動時コマンドファイルは .profile のあとで実行されます。詳細は、ksh(1) のマニュアルページを参照してください。


export PATH=/usr/xpg4/bin:/usr/SUNWale/bin:/usr/bin:/usr/ucb:.
if expr "$-" : "i" > /dev/null; then
setterm -x JapanEUC
fi

この例では、最初の行でパラメタ PATH にコマンド検索パスの設定だけを行なっています。インストール時のパス設定、ソフトウェア製品の追加などに応じて、この設定内容を変更しなければならない場合があります。

次の 3 行では、ロケールの設定を変えた後に Korn シェルを起動し直す場合などのため、"setterm -x JapanEUC" を実行しています。

if 文は、Korn シェルが端末以外の装置を標準入力として起動された場合に setterm が実行されてエラーメッセージが表示されるのを防ぐためのものです。ただし、これは完全な解決策にはなりません。