日本語入力システムの概要とセットアップ

ATOK8 の環境設定ファイルを ATOK12 で利用する

atok12migs コマンドを実行すると、ATOK8 の環境設定ファイル内のキーやローマ字変換の設定内容が ATOK12 で使用できる形式に変換されます。これが ATOK12 のスタイルファイルになります。

変換済みのスタイルファイルを ATOK12 カスタマイザで追加・選択すると、ATOK8 のキー設定やローマ字設定を ATOK12 でも使用できます。

atok12migs コマンドの形式は次のとおりです。

sun% atok12migs [-k] [-r] atok8_ucf atok12_sty

各引数は次のとおりです。

atok8_ucf :   ATOK8 の環境設定ファイルです。
atok12_sty :  ATOK12 のスタイルファイルです。
-k :  キーに関する操作環境の設定内容だけを変換します。
-r :  ローマ字に関する操作環境の設定内容だけを変換します。

atok12migs は、ja 以外のロケールでは動作しません。ja 以外のロケールで実行する場合は、次のように LC_CTYPEja を指定して実行してください。

sun% env LC_CTYPE=ja atok12migs atok8_ucf atok12_sty

詳細については、atok12migs(1) のマニュアルページを参照してください。