メールの作成中に、チルドコマンドを使ってさまざまな機能を実行できます。通常、チルドコマンドはチルド文字 (‾) の後に 1 文字を付けたものです。次の表 7-2 では、便利なチルドコマンドをいくつか説明しています。これらのコマンドの一部はすでにこの章で紹介したものです。
メールにチルド文字そのものを使いたい場合は、チルド文字を 2 つ入力します。これによりチルド文字が 1 つだけ表示されます。
コマンド |
機能 |
---|---|
‾!command |
シェルコマンドを実行する |
‾. |
ファイルの終わりを示すCtrl-D と同じ機能 |
‾? |
チルドコマンドのヘルプメニューを表示する |
‾b username |
ブラインドカーボンコピー (Bcc:) のリストにユーザ名を追加する |
‾c username |
カーボンコピー (Cc:) のリストにユーザ名を追加する |
‾d |
dead.letter ファイルの内容を現在作成中のメールに読み込む |
‾f number
|
指定されたメールを送信する。メールの読み取り中にメッセージを送信する場合のみ有効 |
‾h |
見出し行のプロンプト (Subject:、To:、Cc:、Bcc:) を表示する |
‾m number
|
指定されたメールを現在作成中のメールに挿入する。メールの読み取り中にメッセージを送信する場合にのみ有効 |
‾p |
画面に入力されたメッセージを表示する |
‾q |
Ctrl-C を 2 回押すのと同じ機能。作成中のメッセージ本文が空でない場合は、その内容が dead.letter ファイルに保存される |
‾r filename |
指定されたファイルを読み込む |
‾s string |
表題の行 (Subject:) を string に変更する |
‾t name |
指定された名前を To: リストに追加する |
‾w filename |
現在作成中のメールから見出し行を取り除いたものを指定されたファイルに書き込む |
‾x |
mailx を終了する。メッセージが dead.letter ファイルに保存されない点以外は ‾q と同じ |