メールを送信する前に、「カーボンコピー」を To: で指定した受信者以外に送信するよう指定できます。また、「ブラインドカーボンコピー」も送信できます (メールの全受信者は、カーボンコピーの宛先アドレスを読み取ることができますが、ブラインドカーボンコピーのアドレスは読み取れません)。
自分自身にカーボンコピーやブラインドカーボンコピーを送信すれば、独自の記録として送信したメールのコピーを保管できます。
メールと一緒にカーボンコピーを送信するには、次の 3 つの方法があります。
あらかじめテキストエディタを使ってホームディレクトリ内の .mailrc ファイルを編集し、次の行を挿入します。
set askcc |
mailx プログラムは、表題の入力 (Subject:) プロンプトの下にカーボンコピープロンプト (Cc:) を表示するので、カーボンコピーの宛先となるユーザのアドレスを入力します。宛先が複数の場合は、アドレスをスペースまたはコンマで区切ります。
メールの本文を入力した後 Ctrl-D を押す前に Return キーを押して改行し、次のコマンドを実行します。
‾c address(es)
この方法によって 1 人または複数の受信者にカーボンコピーを送信する場合は、次の例のように各受信者のアドレスをスペースで区切ります。
‾c hank@fretful george@lonesome stormy@snoozer |
Cc: プロンプトは、‾h コマンドでも表示できます。‾h コマンドは、メールのすべての見出し行を表示します。つまり 1 行ずつ、 To:、Subject:、Cc:、Bcc: (ブラインドカーボンコピー) というプロンプトがすべて表示されます。その際に、各空白行は入力することができ、その入力した内容を修正することもできます。他のチルドコマンドと同様に、メールの本文作成中は常に改行してから ‾h コマンドを実行してください。
‾c、‾h などのチルドコマンドについての詳細は、この章で後述の 「チルドコマンド」を参照してください。