表 4-4 では、ネームサーバーからネームサーバーへのコマンドを示しています。 NIS サーバーコマンドは、Solaris 2 または Solaris 7 に含まれていないため、NIS+ サーバーにも NIS 互換モードの NIS+ サーバーにも使用できません。また、NIS サーバーは、NIS+ サーバーに変更を依頼することができません。この逆もできません。このテーブルの 3 番目の列には、最初の列の NIS サーバーコマンドに対応する NIS+ サーバーコマンドが示されています。NIS 互換モードはクライアントコマンドだけを参照するため、NIS 互換モードのサーバーには同じ機能を提供するコマンドはありません。
表 4-4 NIS サーバーコマンドと対応する NIS+ コマンド
SunOS 4.x NIS サーバー |
NIS 互換モードの NIS+ サーバー |
NIS+ サーバー |
---|---|---|
ypxfr |
なし |
なし |
makedbm |
なし |
nisaddent |
ypinit -m ypinit -s |
なし |
nisserver |
ypserv |
rpc.nisd -Y |
rpc.nisd |
ypserv -d |
rpc.nisd -Y -B |
DNS 転送は不要、/etc/nsswitch.conf を使用すること |
ypxfrd |
なし |
なし |
rpc.ypupdated |
なし |
なし |
rpc.yppasswd |
rpc.nispasswdd |
rpc.nispasswdd |
yppush |
なし |
nisping |
ypmake |
なし |
nissetup、nisaddent |
ypxfr |
なし |
なし |