アプリケーション・ビルダのアプリケーションから、2 種類のヘルプ (オブジェクト・ヘルプとヘルプ・ボリューム) にアクセスできます。オブジェクト・ヘルプは、「ヘルプを作成するには」で説明するように、アプリケーション・ビルダで作成されます。ヘルプ・ボリュームは、アプリケーション・ビルダとは別に作成され、 [ヘルプ] メニューから、またはヘルプ・ダイアログ・ボックスで [詳細] をクリックすることによってコンパイル済みアプリケーション内でアクセスできます。ヘルプ・ボリュームの作成方法については、『共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)』を参照してください。
アプリケーション・ビルダで、インタフェースの任意のオブジェクト (コントロール、区画、またはウィンドウ) のヘルプを作成できます。ヘルプは、「ヘルプを作成するには」で説明するように、ヘルプ・エディタで作成されます。ヘルプは、テスト・モードまたはコンパイル済みアプリケーションで次のような方法で表示されます。
インタフェース・ウィンドウ上にカーソルを置いて、[F1] キーを押す。
入力フォーカスのあるオブジェクトにヘルプがある場合は表示されます。入力フォーカスのあるオブジェクトにはないが、親ウィンドウにヘルプがある場合は、そのウィンドウのヘルプが表示されます。
ウィンドウまたはダイアログ・ボックスで、[ヘルプ] ボタンをクリックする。
[ヘルプ] メニューから [アイテムヘルプ] を選択して、インタフェースのオブジェクトの 1 つをクリックする。
アイテムヘルプのテスト方法については、「アイテムヘルプをテストするには」を参照してください。特定の子オブジェクト (コントロールまたは区画) ではヘルプは使用できないが、その子オブジェクトの親 (区画またはウィンドウ) では使用できる場合は、その親オブジェクトのヘルプが表示されます。
属性エディタを表示します。
ヘルプを記述するオブジェクト型を選択します。
ヘルプを記述するオブジェクトを選択します。
[ヘルプ・テキスト] をクリックして、選択したオブジェクトのヘルプ・エディタを表示します。
コンパイルされたヘルプ・ダイアログ・ボックスで改行する場合は、[Return] キーを押します。
必要に応じて、[ボリューム名] を入力します。
これは、ヘルプ・ボリューム名です。
必要に応じて、[位置 ID] を入力します。
選択したオブジェクトに関する詳細な情報を提供するヘルプタグの位置 ID です。
ヘルプ・ダイアログ・ボックスからヘルプ・ボリュームにアクセスする場合は、オブジェクトのヘルプを作成しなければなりません。オブジェクトのヘルプを作成し、[ボリューム名] と [位置 ID] を取り込むと、ヘルプ・ダイアログ・ボックスで [詳細] ボタンがアクティブになります。
[了解] か [適用] をクリックして、変更内容を適用します。
他のオブジェクトにヘルプを追加する場合は、メニューからオブジェクト型を選択してからオブジェクトを選択して、手順 6 と 7 を繰り返します。
[了解] をクリックすると、[ヘルプ・エディタ] が終了します。
[ヘルプ] メニューの標準項目の 1 つに [アイテムヘルプ] があります。これは、インタフェースの特定のオブジェクトのヘルプを表示するのに使用します。次の説明では、メイン・ウィンドウがメニュー・バーを持ち、ヘルプ・メニューの 1 つがメニュー・バーの [ヘルプ] 項目に接続されていると仮定しています。接続方法については、「ヘルプ・メニューを作成および接続するには」を参照してください。
アプリケーション・ビルダの主ウィンドウの [エディタ] メニューから [メニュー] を選択します。
メニュー属性ウィンドウが表示されます。
[オブジェクト] リストから [ヘルプ] メニューを選択します。
[項目] リストから、項目の 1 つを [アイテムヘルプ] 項目として選択します。
[ラベル] テキスト・フィールドに、[アイテムヘルプ] またはテキストを入力します。
必要に応じて、項目ニーモニックを設定します。
項目ニーモニックは、選択した項目の 1 文字を、メニューの表示時にメニュー項目をアクティブにするキーボード・ショートカットとして指定します。指定した文字には、メニュー項目上で下線が付きます。ニーモニックの場合、大文字と小文字は区別されます。
必要に応じて、項目アクセラレータを設定します。
項目アクセラレータは、選択した項目を選択するキーボード・ショートカットを指定します。アクセラレータは、接頭辞 (Ctrl、Alt、Meta、または Shift)、<Key>、および文字 (大文字または小文字) で構成されます。たとえば、Control-x をアクセラレータにするには、Ctrl<Key>x と入力します。
[適用] をクリックします。
[ヘルプ] メニューに対して行なった変更が適用されます。
[接続] をクリックして、接続エディタを表示します。
[接続] ボタンは、メニュー属性エディタの一番下にあります。
[ソース] メニューから、[メニュー項目] を選択します。
[ソース] リストから、[アイテムヘルプ] 項目を選択します。
[アクション・タイプ] メニューから、[アイテムヘルプの起動] を選択します。
[接続] をクリックします。
テスト・モードまたはコンパイル済みアプリケーションで、[ヘルプ] メニューの [アイテムヘルプ] 項目を選択すると、カーソルがクエスチョン・マークの付いた矢印になります。カーソルをオブジェクトの上に移動し、マウス・ボタン 1 をクリックして、選択されたオブジェクト (または、オブジェクト自身のヘルプが使用できない場合にはその親オブジェクトのどれか) のアイテムヘルプを表示します。詳細は、「アイテムヘルプをテストするには」を参照してください。
「ヘルプ・メニューを作成および接続するには」で説明するように、ヘルプ・メニューを作成し、メニュー・バーの [ヘルプ] 項目に接続後、次のようにして、メニュー項目をヘルプ・ボリュームの特定の位置に接続します。[ヘルプ] メニューの [アイテムヘルプ] 項目を [アイテムヘルプ] 機能に接続する方法については、「ヘルプ・メニューをアイテムヘルプに接続するには」を参照してください。