国際化対応、リソース・ファイル属性、セッション管理、ToolTalk メッセージ処理などのアプリケーションの基本機能を設定するには、[アプリケーション・フレームワーク・エディタ] を使用します。操作方法については、「アプリケーション・フレームワーク動作を確立するには」を参照してください。
任意の文字列を入力するテキスト・フィールド。入力した文字列はソース・コードに格納されます。ToolTalk を初期化する呼び出しで使用されます (ToolTalk が使用可能な場合)。
任意の文字列を入力するテキスト・フィールド。入力した文字列はソース・コードに格納されます。ToolTalk を初期化する呼び出しで使用されます。
展開されるアプリケーションの主メイン・ウィンドウを指定するオプション・メニュー。アプリケーションには 1 つ以上のメイン・ウィンドウがありますが、主ウィンドウは 1 つだけです。通常、アプリケーションを開いた時に最初に表示されるウィンドウが主ウィンドウです。デフォルトでは、新規プロジェクトでワークスペース上にドロップされる最初のメイン・ウィンドウが主ウィンドウになります。
国際化を使用するかどうかを指定するチェック・ボックス。指定されている場合は、プロジェクトの生成コードにおける XPG4 準拠の国際化対応を行えます。catgets(3C) のコールによって、[module]_ui.c ファイルにオブジェクトのすべてのラベルと文字列が生成され格納されます。catgets(3C) は、ローカライズされた文字列を実行時に取り出すのに使用されます。国際化を使用するのに設定された場合、dtcodegen は、生成された catgets(3C) のコールへマップするメッセージ・カタログ ([project].msg) を自動的に生成および管理します。
[module]_ui.c ファイルに直接書き込む (デフォルト) 代わりに、リソース・ファイルの 1 つに記述する必要があるオブジェクト属性 (Xt のリソースにマップする) のカテゴリを指定するチェック・ボックス。(直接コードにではなく) リソース・ファイルに指定する任意の属性 (リソース) は、アプリケーションを再コンパイルせずに変更できます。属性カテゴリは次のとおりです。
カラー: バックグラウンド、フォアグラウンド
ラベル文字列: ラベル文字列、タイトル
初期値: 初期値
ジオメトリ: X 座標、Y 座標、幅、高さ、すべてのアタッチメント属性
その他の文字列
その他
セッション管理 ([なし]、[コマンド行]、[セッション・ファイル]、または [両方]) の方式を指定するオプション・メニューと、接続エディタを表示して、接続する 2 つのプッシュ・ボタン ([セッションの接続の保存] と [セッションの接続の復元]) です。
アプリケーションが属している ToolTalk デスクトップ・メッセージのアライアンス・プロトコルのレベルを指定するオプション・メニューと、接続エディタを表示するプッシュ・ボタン ([拡張 ToolTalk 接続]) です。ToolTalk デスクトップ・プロトコルは、実行中のアプリケーションにデスクトップ型のイベントまたは要求を伝達する事前定義 ToolTalk メッセージのセットです。アプリケーション・ビルダの ToolTalk に対するサポートは、次の 3 つのレベルで提供されます。
[なし]: ToolTalk デスクトップ・プロトコルに属していません。ToolTalk コードは生成されません。
[基本]: ToolTalk ライブラリは、事前に定義された方法および標準の方法で、カテゴリ 1 から 3 のデスクトップ・メッセージに応答します。コードは main() で作成されます。main() は ToolTalk を初期化し、これらのメッセージを処理するよう ToolTalk に通知する関数を呼び出します。このレベルでは、特別なアプリケーション・コードを記述する必要はありません。
[拡張機能]: ToolTalk ライブラリは、カテゴリ 1 および 2 のメッセージに応答しますが、アプリケーションは、カテゴリ 3 および 4 のメッセージを受け取ると、(コールバックを介して) 通知されます。
[拡張機能] を選択した場合は、接続エディタを使用して、アプリケーションに処理させるメッセージを識別しなければなりません。[拡張 ToolTalk 接続] ボタンをクリックすると、[ソース] オブジェクトの型としてのアプリケーションを伴って接続エディタが表示されます。[いつ] オプション・メニューに、[ToolTalk の実行コマンド]、[ToolTalk の状態取得]、[ToolTalkの一時停止/再開]、[ToolTalk の終了] の 4 種類の ToolTalk 選択肢がリストされます。ToolTalk 接続の唯一の有効なアクション・タイプは [関数呼び出し] です。コールバック関数は、ToolTalk メッセージを受け取ると呼び出されます。
このレベルでは、コードは [project].c:main() で生成されます。[project].c:main() は ToolTalk を初期化し、[接続エディタ] で定義するコールバックが、対応するメッセージを受け取ると呼び出されるように [デスクトップ・プロトコル] を設定します。ユーザ定義の各コールバックには、メッセージに応じてアプリケーションが行うことを記述した説明のコメントがあります。これらのコールバックは、[project].c でも生成されます。
アプリケーション・ビルダの主ウィンドウの [エディタ] メニューから [アプリケーション・フレームワーク] を選択して、エディタを表示します。
必要に応じて、[アプリケーション] セクションのテキスト・フィールドに、[ベンダ名] と [バージョン] 番号を入力します。
これらは、ToolTalk が使用可能な場合、ToolTalk を初期化する関数で使用されます。
国際化を選択すると、ローカライズされた文字列を実行時に適切に取り出す呼び出しで、オブジェクトのラベルと文字列を生成します。また、メッセージ・カタログの生成および管理も行います。
[生成コード] セクションで [リソース] ファイルに記述する属性を選択します。
選択したカテゴリは、モジュール・ファイルへ直接記述される代わりに、リソース・ファイルに記述されます。そのため、これらの属性は、アプリケーションを再コンパイルしなくても変更できます。
必要に応じて、[セッション管理] セクションで、[方法] ([なし]、[コマンド行]、[セッション・ファイル]、または [両方]) を選択します。
必要に応じて、[セッションの接続の保存] と [セッションの接続の復元] のどちらかまたは両方を選択して、接続エディタで接続します。
必要に応じて、[ToolTalk] セクションで、[デスクトップ・メッセージ処理] のレベル ([なし]、[基本]、または [拡張機能]) を選択します。
ToolTalk メッセージ処理の詳細は、「アプリケーション・フレームワーク動作の確立」を参照してください。
手順 8 で [拡張機能] を選択しなかった場合は、[了解] をクリックして変更内容を適用し、[アプリケーション・フレームワーク・エディタ] を終了します。
手順 8 で [拡張機能] を選択した場合は、[拡張 ToolTalk 接続] をクリックします。
[接続エディタ] の [いつ] メニューから、適切な ToolTalk 関数を選択します。
[アクション・タイプ] として、[関数呼び出し] を選択します。
呼び出される関数名を入力します。
これは、ToolTalk 操作の実行時に呼び出される関数名です。呼び出される関数を使用可能にするために、stubs.c を編集しなければなりません。詳細は、「生成されたコードへのユーザ・コードの追加」を参照してください。
[接続] をクリックして接続します。
[取消し] をクリックして、接続エディタを終了します。