共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

ブラウザ・ヘルプ・ボリュームの作成 (dthelpgen)

dthelpgen ユーティリティは、フロントパネルの [ヘルプ・ビューア] を使用してシステムに登録されたヘルプ・ボリュームを表示できるようにする特殊なヘルプ・ボリュームを作成します。フロントパネルの [ヘルプ・ビューア] コントロールを最初にクリックすると、dthelpgen は自動的に実行されます。ヘルプ検索パス・ディレクトリ (ローカルな、またはネットワーク化されたディレクトリ) を検索してヘルプ・ファミリ・ファイルを位置付け、次にユーザの HomeDirectory/.dt/help/$DTUSERSESSION ディレクトリにブラウザ・ボリューム (browser.hv) を作成します。いったん作成されると、ボリュームは次のアクションのどれかに応じて更新されます。

コマンド形式

dthelpgen -dir [options]
-dir

ブラウザ・ボリュームと中間ファイルを格納するディレクトリを指定します。これは、必須のパラメータです。

オプション

-generate

システム上のファミリ・ファイルとヘルプ・ボリュームが変更されていない場合でも、新しいブラウザ・ヘルプ・ボリュームが作成されるように指定します。

-file basename

dthelpgen が作成したヘルプ・ボリュームと中間ファイルの名前を指定します。デフォルトは、browser.hv です。

-lang

どの言語ディレクトリのヘルプ・ファミリとヘルプ・ボリュームを検索するかを指定します。-lang オプションを設定すると、LANG 環境変数の現在値よりも優先されます。


注 -

ブラウザ・ボリュームがヘルプ・ウィンドウに表示されている間に dthelpgen を実行する場合、ウィンドウを閉じてからブラウザ・ボリュームをもう一度開いてください。


関連項目