ヘルプタグ実行後、volume.err ファイルの中身を見てください (volume は volume.htg ファイルのベース名です)。
volume.err ファイルにリストされている各エラーは、アスタリスクの文字列 (*****) で始まっています。たとえば、actions ファイルの 54 行目で次のエラーが検出されました。
***** Line 54 of actions, Missing end tag for LIST: ...the execution host becomes the current working directory. <s2 id=EverythingYouNeedToKnow> E... Current element is LIST begun on Line 28 of actions.
エラーの状況がわかるように、ファイルの内容が数行表示されています。また、その要素は同じファイルの 28 行目から始まる LIST だというヒントがあります。<s2> はリスト内では許可されないので、設計者が <¥list> 終了タグを入力し忘れたようです。
1 つの単純なエラーがいくつかのエラー・メッセージを生成することがあります。これは、最初のエラーによってパーサが意図していたコンテキストを見失い、その後のマークアップを正しく解釈できなくなったためです。
処理エラーのほとんどは、以下の一般的なミスによるものです。
終了タグの付け忘れ
間違ったエンティティ名の使用
無効な要素 ID の参照
要素に終了タグを付け忘れるのはよくあるミスです。リスト、図、注、注意、警告などの要素を作成するときには、必ず終了タグを付けてください。特に、リスト中の図のように、ある要素を他の要素の中にネストした場合は、マークアップを丁寧にチェックしてください。
間違ったエンティティ名を使用するエラーもよく起こります。ほとんどの場合は単なるつづりの間違いです。その他は、エンティティ名が変更されたのに元の名前への相互参照が見落とされた場合です。エンティティ名を変更するときには、ソース・ファイルでそのエンティティ名のすべてのインスタンスを忘れずに検索してください。
同じように、要素に関連付けられた ID を変更すると、そのトピックへの相互参照やリンクに影響します。