デスクトップ・インタフェースは、UNIX の使いやすさを向上し、一貫性のあるインタフェースを実現します。これには、エンド・ユーザとアプリケーション開発者の双方にとって、数多くの利点があります。その一部を次に説明します。
使いやすいインタフェースにより、ユーザはシステムの使い方をより速く学び、より効率的に使えるようになります。
UNIX プラットフォーム間の一貫性により、ユーザは最小限の困難で、1 台のコンピュータから別のコンピュータに移行できるようになります。また、プログラマは 1 つのアプリケーションを作成し、それを各プラットフォーム向けにコンパイルすればよいので、開発にかかる労力が大幅に削減されます。
デスクトップは Microsoft Windows 環境および IBM OS/2 環境と、できる限りの一貫性を保っています。これにより、ユーザはこれらの環境とデスクトップの間で簡単に移行できます。
他の多くのオペレーティング・システムとは異なり、いくつかの生産性を向上するアプリケーションが内蔵されているので、デスクトップ・ユーザはアプリケーション・ソフトウェアを購入しなくても生産性を高めることができます。
デスクトップの仕様は X/Open 標準団体に提出されているので、デスクトップが「オープン」な仕様であり、ユーザがベンダ独自のソリューションにしばりつけられるというようなことは起こらないことが保証されています。