共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

tt_file_netfile

char *      tt_file_netfile( const char *  filename );

tt_file_netfile() 関数は、ローカル・パス名と正規のパス名とを対応づけます。filename で指定したファイルを、ネットワーク上の他のホストに渡すことができる netfilename に変換します。filename は、ローカル・ホストで有効な絶対パス名または相対パス名です。filename の最後のコンポーネントは必須ではありませんが、filename のその他の各コンポーネントは必ず存在しなければなりません。


注 -

この関数を使用する前に tt_open 関数を呼び出す必要はありません。


この関数は、エラー・ポインタを返すか、正常終了した場合は未指定の書式の新たに割り当てられた NULL で終了する文字列を返します。この文字列は tt_netfile_file 関数に渡されます。

エラー・ポインタからステータスを取り出すには、tt_ptr_error を使用します。返される可能性のあるエラーを表 C-1 に示します。

表 C-1 tt_file_netfile が返す可能性のあるエラー

エラー 

説明 

TT_ERR_PATH

filename はこのホスト上では有効でないパスです。

TT_ERR_DBAVAIL

ホスト上の rpc.ttdbserverd に到達できませんでした。

TT_ERR_DBEXIST

rpc.ttdbserverd はホストに適切にインストールされていない可能性があります。

割り当てられた文字列を解除するには、tt_free または tt_release 呼び出しを使用します。

ファイル名を同じファイルのローカル・ファイル名に戻すには、tt_netfile_file 関数を使用します。