この章では、次の内容について説明します。
Java Plug-in コントロールパネルを起動するには、次のどれかを実行します。
コマンド行で、cd [インストールディレクトリ]/j2pi/ControlPanel & と入力します。
Navigator で「場所 : 」フィールドに、file:/ [インストールディレクトリ]/j2pi/ControlPanel.html と入力します。
Java Plug-in を設定する場合は、Java Plug-in コントロールパネルを使用します。
Java Plug-in コントロールパネルは、次の要素で構成されています。
[適用 (Apply)] ボタン - コントロールパネルで行なった変更内容を保存します。
[リセット (Reset)] ボタン - デフォルトの値を復元します。
コントロールパネルで変更を行なった場合は、Netscape Navigator を再起動し、変更内容を有効にする必要があります。
[基本 (Basic)] タブを使用して、Java Plug-in の基本的な動作を制御します。また、このタブには、次のようなオプションが組み込まれています。
[Java Plug-in の有効化 (Enable Java Plug-in)] - Java Plug-in を使用して、アプレット、JavaBeans、およびその他のコンポーネントを実行できます。デフォルトで設定されています。
[Java コンソールの表示 (Show Java Console)] - アプレットや JavaBeans コンポーネントの実行中に Java コンソールを表示します。コンソールは、System.out および System.err オブジェクトが出力するメッセージを表示し、問題のデバッグに役立ちます。デフォルトで、設定されています。
[JAR をメモリにキャッシュ (Cache JARs in Memory)] - 前にロードされたアプレットやコンポーネントクラスを、キャッシュ (再利用) します。これにより、より効率的にメモリを使用することができます。アプレットまたはコンポーネントをデバッグする場合、または最新のアプレットまたはコンポーネントクラスがダウンロードされたことを確認したい場合には、このオプションは選択しません。デフォルトで、設定されています。
[ネットワークアクセス (Network Access)] - Java Plug-in では、アプレットは標準 JDK アプレットセキュリティマネージャの下で起動します。このセキュリティマネージャを使用すると、信頼できないアプレットによる、ローカルファイルの読み取りなどの潜在的な危険をはらむ作業の実行を防ぐことができます。詳細については、「Java Security FAQ」および「Using Signed Applets with Java Plug-in」を参照してください。
実行するアプレットおよびコンポーネントに設定可能なネットワークアクセス許可は、次のどれかです。
[なし (None)] - ネットワークへのアクセスを許可しません。
[アプレットホスト (Applet Host)] - アプレットのネットワークアクセスを制限して、アプレットが任意のネットワークコールを行うことができないようにします (デフォルト設定)。
[制限しない (Unrestricted)] - アプレットに無制限のネットワークアクセスを許可して、アプレットが任意のホストサーバにアクセスできるようにします。
アプレットに無制限のネットワークアクセスを許可するのは、セキュリティ上危険があります。
[Java 実行時のパラメータ (Java Runtime Parameters)] - Java Plug-in のデフォルト起動パラメータを無効にするカスタムオプションの入力を可能にします。この構文は、java コマンド行呼び出しのパラメータと同じです。詳細については、コマンド行で man java と入力し、Java のマニュアルページを参照してください。
java コマンドの起動時にコマンド行パラメータを指定する方法の詳細は、JDK 1.2 のドキュメントを参照してください。
[詳細 (Advanced)] タブを使って、Java Plug-in が使用する Java Runtime Environment (JRE) の設定を行います。コントロールパネルでは、マシンにインストールされた JDK と JRE のすべてのバージョンが自動的に検索され、ドロップダウンリストボックス内に表示されます。
Sun は、Java Plug-in 1.2 とともに JRE の 1.2.1_03 より前のバージョンを使用する場合、動作をサポートしません。
デフォルト以外の JRE を使用する場合は、環境変数を使用して JRE パスを指定する必要があります。
プロキシの設定は、安全なコンピューティング環境を設定する上で、重要な作業です。プロキシサーバは、イントラネットユーザのインターネットへのアクセスは許可しながら、不当な侵入者のイントラネットへのアクセスを防御する、セキュリティバリアとして機能します。[プロキシ (Proxies)] タブを使用すると、プロキシサーバを経由した通信を行う場合に、Java Plug-in が使用するアドレスおよびポート番号を制御できます。
[プロキシ (Proxies)] タブからは、次のプロキシ設定が行えます。
[ブラウザの設定を使用 (Use browser settings)] - Navigator のデフォルトのプロキシ設定を使用します。Netscape Navigator は、プロキシ情報をローカルマシンの 1 つのファイル内に格納します。Java Plug-in は、起動時に、このファイルを読み取りプロキシ情報を入手します。デフォルトで、設定されています。
[プロキシの設定 (Proxy Settings)] - Navigator のデフォルトのプロキシ設定を無効にします。使用するプロトコルのプロキシアドレスおよびポートを入力してください。
[すべてのプロトコルに同じプロキシサーバを使用 (Same proxy server for all protocols)] - すべてのプロトコルで同一のアドレスおよびポートを使用する場合は、まずプロキシアドレスおよびポートを入力してから、このチェックボックスを選択します。
[証明書 (Certificates)] タブは、Java Plug-in が信頼する Netscape オブジェクト署名証明書をリスト表示します。Java Plug-in では、identity.obj ファイルから、標準 JDK 鍵および証明書の管理リソースを使用します。このファイルは、javakey ユーティリティにより制御できます。