DiskSuite ツールでは多数の色を使用します。
標準のフォアグラウンドカラー - アプリケーション要素のほとんどすべてを表示するために使用する主要な色。標準では、ウィンドウ、ボタン、その他のコントロール用のデフォルトカラーを提供します。
標準のバックグラウンドカラー - ウィンドウ、ボタン、その他のコントロールで提示される情報の表示に使用される色。
キャンバスのバックグラウンドカラー - データ領域のバックグラウンドカラー。たとえば、エディタ、「ディスク表示」ウィンドウ、スクロールリストの表示領域は、すべてキャンバスのバックグラウンドカラーを使用します。
マッピングカラー - 論理デバイスから「ディスク表示」ウィンドウ内のスライスへのマッピングを表示する色。それぞれのディスク表示マッピングごとに 1 つずつ、全部で 8 つのマッピングカラーがあります。
状態カラー - 注意を必要とするオブジェクトの状態情報を強調する色。独自の色によって注意、緊急、重大な障害の 3 つの状態を表示します。
X ウィンドウシステムの RGB (赤、緑、青) 色指定機能を使用すれば、ほとんど無限に多彩な色を指定できます。もちろん、これらの色の多くは似ており、シェード (影の部分) や輝度がほんの少しずつ異なるだけです。
色の選択と指定に役立つよう、X ウィンドウシステムでは、RGB 値の代わりに名前で指定できる、標準のデフォルトカラーセットを提供します。このカラー名のデータベースを調べるには、標準の X ユーティリティ showrgb を使用します。このユーティリティは、RGB 値と対応する記述エイリアスを表示します。たとえば、次のようになります。
# showrgb 199 21 133 medium violet red 176 196 222 light steel blue 102 139 139 paleturquoise4 159 121 238 mediumpurple2 141 182 205 lightskyblue3 0 238 118 springgreen2 255 160 122 light salmon 154 205 50 yellowgreen 178 58 238 darkorchid2 69 139 116 aquamarine4 ... 107 107 107 gray42 71 71 71 gray28 61 61 61 gray24 255 255 255 white 0 205 205 cyan3 0 0 0 black |
/usr/openwin/lib/X11/rgb.txt ファイルを見ても、デフォルトのカラー名データベースを調べることができます。
残念ながら、色をブラウズするための標準アプリケーションは存在しません。パブリックドメインのカラーブラウザを入手できない場合、試行錯誤しながら希望の色を探してください。