Sun NFS サーバーの調整

最適なディスク領域の利用

ディスク上のデータレイアウトを分析する場合は、ゾーンビット記録方式の採用を検討してください。

サンの 207 MB ディスク以外のすべてのディスクには、回転するディスクに特有な幾何特性を利用し、円盤の縁に最も近い部分に、より多くのデータを詰め込むエンコーディング方式が採用されています。この方式により、通常は、外側のシリンダに対応する下位のディスクアドレスが、内側のアドレスと比較して、性能が 50 % 向上します。

  1. 若い番号のシリンダにデータを書き込みます。

    ゾーンビット記録方式のデータレイアウトでは、若い番号のシリンダが高速になります。

    この性能の差は、シリアル転送で顕著ですが、入出力時のランダムアクセスにも影響します。外側のシリンダ (ゼロ) は、読み取り・書き込みヘッドによるアクセスが速くなるだけでなく、サイズも大きくなります。データが分散するシリンダが少なくなることにより、シーク回数が少なくなり、シーク時間も短くなります。