SunVTS 4.1 ユーザーマニュアル

SunVTS の環境変数

環境変数は、表 2-2 に示すように、SunVTS が持つ特定の機能を制御するために使用されます。MANPATH 以外の変数は、SunVTS のデフォルト機能を変更するときにのみ使用してください。

表 2-2 SunVTS の環境変数

変数 

説明 

BYPASS_FS_PROBE

disktest によってサブテストを実行するときに使用します。このとき、SunVTS はマウント可能なパーティションをすべてマウントしている必要があります。詳細は、『SunVTS 4.1 テストリファレンスマニュアル』の disktest の章を参照してください。

MANPATH

SunVTS のマニュアルページの場所 (デフォルトは /opt/SUNWvts/man) を MANPATH 変数に付加すると、man コマンドで SunVTS のマニュアルページを検索ならびに表示することができます。詳細は、「SunVTS のマニュアルページの利用に必要な設定をする」 を参照してください。

VTS_CMD_HOST

vts_cmd コマンドで、SunVTS カーネルに接続するホスト名を指定するときに使用します。詳細は、vts_cmd コマンドのマニュアルページを参照してください。

VTS_OLD_MSG

通常は、スクリプトが以前のバージョンに基づいているため、SunVTS 4.0 形式の vts_cmd コマンドでテストメッセージを指定するときに使用します。この変数の使用は一時的なものとし、スクリプトが更新され新しいメッセージが認識されるようになったら使用を中止してください。詳細は、付録 B 「よくある質問」の質問 22 を参照してください。

VTS_PM_PATH

SunVTS がデフォルトのディレクトリ (/opt) にインストールされていない場合にのみ使用します。SunVTS CDE ユーザーインタフェースの適切な操作で、VTS_PM_PATH 変数を vts_install_dir/SUNWvts/bin/pm に設定します。「設定を追加して SunVTS を /opt 以外のディレクトリにインストールする」 を参照してください。