特記事項: eri FastEthernet デバイスドライバ

ホストファイルの構成

ホストファイルを構成する
  1. コマンド行で、grep コマンドを使用して eri デバイスの /etc/path_to_inst ファイルを検索します。たとえば、以下のようになります。


    # grep eri /etc/path_to_inst
    "/pci@8,700000/network@5,1" 0 "eri" 
  2. /etc/hostname.erinum ファイルを作成します。ここで、num は使用する各インタフェースに対応するインスタンス番号です。

    手順 1 の例の場合、ネットワークインタフェースを使用するには、以下のファイルを作成する必要があります。

    ファイル名 

    インスタンス番号 

    /etc/hostname.eri0

    • 未使用のまま残したい Sun eri FastEthernet ネットワークインタフェースに対して、/etc/hostname.erinum ファイルは作成しないでください。

    • /etc/hostname.erinum ファイルには、該当するネットワークインタフェースに対するホスト名を入れる必要があります。

    • ホスト名には IP アドレスを割り当てる必要があります。これは /etc/hosts ファイルに入力する必要があります。

    • ホスト名は他のどのインタフェースの他のどのホスト名とも異なる名前にしてください。たとえば、/etc/hostname.hme0/etc/hostname.eri0 では同じホスト名を共有できません。

    以下に例として、手順 1 のインスタンスの例を使用した2 つの /etc/hostname.erinum ファイル (zardoszardos-11) を示します。これらのファイルは、Sun eri FastEthernet が実装された zardoz という名前のシステムに必要です。


    # cat /etc/hostname.hme0
    zardoz
    # cat /etc/hostname.eri0
    zardoz-11

  3. 有効となっているそれぞれの eri ネットワークインタフェースについて、/etc/hosts ファイルに適切なエントリを作成します。

    上記の例を使用すると、以下のようになります。


    # cat /etc/hosts
    #
    # Internet host table
    #
    127.0.0.1     localhost
    129.144.10.57 zardoz    loghost
    129.144.11.83 zardoz-11


    注 -

    IPv6 (インターネットプロトコル バージョン 6) は、現在使用されている IPv4 の機能を拡張したものです。Solaris オペレーティング環境の今回のリリースに含まれる Sun eri FastEthernet デバイスドライバは、IPv4 と IPv6 の両方をサポートしています。IPv4では、/etc/hosts 構成ファイルを使用しますが、IPv6 では異なる構成ファイルを使用します。IPv6 への移行、管理、実装については、『Solaris 8 のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。


  4. システムを再起動します。