コマンド行で、grep コマンドを使用して eri デバイスの /etc/path_to_inst ファイルを検索します。たとえば、以下のようになります。
# grep eri /etc/path_to_inst "/pci@8,700000/network@5,1" 0 "eri" |
/etc/hostname.erinum ファイルを作成します。ここで、num は使用する各インタフェースに対応するインスタンス番号です。
手順 1 の例の場合、ネットワークインタフェースを使用するには、以下のファイルを作成する必要があります。
ファイル名 |
インスタンス番号 |
---|---|
/etc/hostname.eri0 |
0 |
未使用のまま残したい Sun eri FastEthernet ネットワークインタフェースに対して、/etc/hostname.erinum ファイルは作成しないでください。
/etc/hostname.erinum ファイルには、該当するネットワークインタフェースに対するホスト名を入れる必要があります。
ホスト名には IP アドレスを割り当てる必要があります。これは /etc/hosts ファイルに入力する必要があります。
ホスト名は他のどのインタフェースの他のどのホスト名とも異なる名前にしてください。たとえば、/etc/hostname.hme0 と /etc/hostname.eri0 では同じホスト名を共有できません。
以下に例として、手順 1 のインスタンスの例を使用した2 つの /etc/hostname.erinum ファイル (zardos、zardos-11) を示します。これらのファイルは、Sun eri FastEthernet が実装された zardoz という名前のシステムに必要です。
# cat /etc/hostname.hme0 zardoz # cat /etc/hostname.eri0 zardoz-11 |
有効となっているそれぞれの eri ネットワークインタフェースについて、/etc/hosts ファイルに適切なエントリを作成します。
上記の例を使用すると、以下のようになります。
# cat /etc/hosts # # Internet host table # 127.0.0.1 localhost 129.144.10.57 zardoz loghost 129.144.11.83 zardoz-11 |
IPv6 (インターネットプロトコル バージョン 6) は、現在使用されている IPv4 の機能を拡張したものです。Solaris オペレーティング環境の今回のリリースに含まれる Sun eri FastEthernet デバイスドライバは、IPv4 と IPv6 の両方をサポートしています。IPv4では、/etc/hosts 構成ファイルを使用しますが、IPv6 では異なる構成ファイルを使用します。IPv6 への移行、管理、実装については、『Solaris 8 のシステム管理 (第 3 巻)』を参照してください。
システムを再起動します。