Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

appcert がチェックしない項目

appcert に検査させたいオブジェクトファイルがライブラリに依存している場合は、そうした依存関係がオブジェクトに記録されている必要があります。そのためには、コードのコンパイル時に、コンパイラの -l オプションを確実に使用するようにします。オブジェクトファイルが他の共用ライブラリに依存している場合は、appcert の実行時に LD_LIBRARY_PATHRPATH を介して、それらのライブラリにアクセスできなければなりません。

appcert アプリケーションでは、マシンが 64 ビットの Solaris カーネルを実行していない場合、64 ビットのアプリケーションはチェックできません。appcert が 64 ビットのアプリケーションをチェックしているときは、静的リンクのチェックは行われません。

appcert ユーティリティでは次の項目は検査できません。