Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

タイプ DL_TPR : ソースルーティング

タイプ DL_TPR デバイスについては、GLD は最小限のソースルーティングサポートを実装します。ソースルーティングにより、ブリッジングされたメディア上でパケットを送信するステーションは、ネットワーク上でパケットがたどるルートを決定づけるルーティング情報を (パケットの MAC ヘッダーに) 指定できます。

GLD が提供するソースルーティングは、ルートを学習し、可能性のある複数のルートについて情報を要求するように指示し、要求に応答し、使用できるルートの中から選択する機能があります。さらに、発信パケットの MAC ヘッダーに Routing Information Fields を追加したり、着信パケット内のこのようなフィールドを認識したりします。

GLD のソースルーティングは、ISO 8802-2 (IEEE 802.2) の Section 9 で指定されている Route Determination Entity (RDE) を完全に実装するわけではありません。しかし、同じ (または縮約された) ネットワークに存在し得るソースルーティング実装方式と相互運用を行うように設計されています。