Solaris 8 のソフトウェア開発 (追補)

アプレットキャッシュ機能

J2SE 1.3.0 で新たにアプレットキャッシュ機能が提供され、アプレットをローカルキャッシュに保存することによって、使用頻度の高いアプレットの高速なロードや起動が可能になりました。アプレットが 2 回以上ダウンロードされたときは、ローカルのアプレットキャッシュに保存されている可能性があります。保存しておくことで、その後アプレットが必要になるたびに、ネットワーク経由でアプレットを表示してダウンロードする必要がなくなり、ローカルにキャッシュされているアプレットを使用できます。

この機能は、大容量かつ使用頻度の高いアプレットにとっては大変便利です。たとえば、多くの企業のアプレットがメガバイトのサイズに達し、それほどのサイズのアプレットになると、ネットワークからロードするのに何十分もかかってしまいます。新しいアプレットキャッシュ機能ではダウンロード時間がなくなるので、ビジネスシーンでいままで以上に強力なアプレットを数多く使用することができます。