古い [TCP] 組み込み型のメールプログラムは廃止されました。その代わりに P=[IPC] (プロセッサ間通信) 組み込み型のメールプログラムを使用します。[IPC] 組み込み型のメールプログラムでは、システム上の UNIX ドメインソケットへの配信が可能です。ただし、そのシステムは UNIX ドメインソケットをサポートしていなければなりません。このメールプログラムは、指定されたソケットで待機する LMTP 配信エージェントとともに使用できます。次はメールプログラムの例です。
Mexecmail, P=[IPC], F=lsDFMmnqSXzA5@/:|, E=\r\n, S=10, R=20/40, T=DNS/RFC822/X-Unix, A=FILE /var/run/lmtpd |
[IPC] メールプログラムの最初のメールプログラム引数は、値が有効かどうかをチェックします。次の表では、最初のメールプログラム引数として指定できる値を示します。
表 21–19 最初のメールプログラム引数として指定できる値
値 |
説明 |
---|---|
A=FILE |
UNIX ドメインソケットへの配信に使用される。 |
A=TCP |
TCP/IP 接続に使用される。 |
A=IPC |
将来のバージョンでは廃止される予定。 |