次の表では、新しいルールセットとその実行する動作を記述します。
表 21–20 新しいルールセット
セット |
説明 |
---|---|
check_eoh |
収集された情報をヘッダー間で関連比較し、足りないヘッダーがないかチェックする。このルールセットはマクロストレージマップとともに使用され、すべてのヘッダーが収集された後で呼び出される。 |
check_etrn |
ETRN コマンドを使用する (check_rcpt が RCPT を使用する場合など)。 |
check_expn |
EXPN コマンドを使用する (check_rcpt が RCPT を使用する場合など)。 |
check_vrfy |
VRFY コマンドを使用する (check_rcpt が RCPT を使用する場合など)。 |
trust_auth |
MAIL コマンドの指定された AUTH= パラメータが信頼すべきものかどうかを判定する。 |
次の各項では、新しいルールセット機能について述べます。
番号付きルールセットには名前も付けられますが、番号でアクセスすることができます。
H ヘッダー構成ファイルコマンドでは、ヘッダーチェックにデフォルトのルールセットを指定できます。このルールセットは、個々のヘッダーに独自のルールセットが割り当てられていない場合だけ呼び出されます。
構成ファイルバージョンが 9 以上の場合、ルールセット内のコメント (つまり、括弧内のテキスト) は削除されません。たとえば、次のルールは token (1) という入力には一致しますが、token という入力には一致しません。
R$+ (1) $@ 1 |
sendmail は、TCP ラッパーや check_relay ルールセットに基づいてコマンドを拒否する場合でも、SMTP RSET コマンドは受け付けます。
OperatorChars オプションを複数回設定すると、警告が出されます。ルールセットを定義した後で OperatorCharsを設定しないでください。
有効でないルールセットを宣言すると、ルールセットの名前およびその行は無視されます。そのルールセットの行は S0 に追加されません。