Solaris DHCP の管理

ローカルネットワークを構成する方法 (対話式モードの dhcpconfig)

  1. DHCP サーバーシステム上でスーパーユーザーになります。

  2. 次のコマンドを入力します。


    # /usr/sbin/dhcpconfig
    

    テキスト形式の「DHCP Configuration」メニューが表示されます。

  3. 1 と入力し、Return を押して「Configure DHCP Service」を選択します。

  4. プロンプトに対して次のように応答し、ローカルネットワークを構成します。


    Enable DHCP/BOOTP support of networks you select? ([Y]/N):Y
    Configure BOOTP/DHCP on local LAN network: 102.31.0.0? ([Y]/N):Y
    
  5. クライアントホスト名の生成についての質問に答えます。


    Do you want hostnames generated and inserted in the files hosts table? (Y/[N]):

    サーバーはホスト名を作成し、名前を IP アドレスに対応付けることができます。詳細については、クライアントホスト名の生成を参照してください。

    Y と入力した場合は次のプロンプトに応答します。N と入力した場合は、手順 6 へ進みます。


    What rootname do you want to use for generated names? [yourserver-]:

    生成されたクライアント名のデフォルトの接頭辞、つまりルート名 (rootname) がDHCP サーバーの名前になります。この名前はそのままクライアント名として使用しても、他の名前に変更してもかまいません。


    Is Rootname name_you_typed- correct? ([Y]/N):Y
    

    入力に間違いがあった場合は、ここで N と入力し再度ルート名の入力を求めるプロンプトへ戻ります。


    What base number do you want to start with? [1]:

    ベース番号はクライアント名の生成に用いられるルート名に付加される最初の番号です。たとえば、デフォルトのルート名とベース番号を使用した場合、クライアント名は、yourserver-1yourserver-2 のようになります。

  6. DHCP の管理下に置きたいネットワークの IP アドレスに関する次のプロンプトに応答します。


    Enter starting IP address [102.21.0.0]:

    サーバーは管理対象とする IP アドレス範囲を生成する必要があります。DHCP の管理下に置きたい IP アドレス範囲の開始アドレスを入力します。詳細については、IP アドレスの数と範囲を参照してください。


    Enter the number of clients you want to add (x < 65535):

    クライアント数はDHCP の管理下に置く IP アドレスの数に相当します。dhcpconfig プログラムはこの情報とベース番号を使用して、連続した IP アドレスブロックを DHCP の管理下に追加します。


    The dhcp network table: 102.21.0.0 already exists.
    Do you want to add entries to it? ([Y]/N):

    すでにアドレス構成が完了しているネットワーク内にアドレスブロックを追加した場合、上記のプロンプトが表示されます。Y と入力してネットワークテーブルを変更しアドレスを追加します。


    Would you like to configure BOOTP/DHCP service on remote networks? ([Y]/N):

    ネットワークの追加が終わったら、N を入力します。

    他のネットワーク上にある IP アドレスを DHCP の管理下に置きたい場合は、このプロンプトに Y を入力して、手順 4に続きます。