特記事項: luxadm ソフトウェア

NVRAM の表示と設定

高速書き込みの有効化と無効化 (fast_write)

fast_write サブコマンドを使用して、NVRAM を使用した SPARCstorage Array の書き込み性能の向上を有効または無効にします。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-28 fast_write のオプションと引数

オプション 

説明 

パス名

SPARCstorage Array コントローラまたは単一のディスクです。 

-s

SPARCstorage Array に変更内容が保存され、電源を切断しても保持されます。 

-c

同期書き込みのみの高速書き込みを有効にします。 

-e

高速書き込みを有効にします。 

-d

高速書き込みを無効にします。 

高速書き込みデータの表示 (nvram_data)

nvram_data サブコマンドを使用して、特定のディスクの NVRAM の高速書き込みデータの量を表示します。このコマンドは、単一のディスクに対してのみ使用することができます。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-29 nvram_data のオプションと引数

オプション 

説明 

パス名

SPARCstorage Array コントローラまたは単一のディスクです。 

NVRAM の高速書き込みデータのパージ (purge)

purge サブコマンドを使用して、1 つまたは複数のディスクの NVRAM から、任意の高速書き込みデータをパージします。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-30 purge のオプション

オプション 

説明 

パス名

SPARCstorage Array コントローラまたは単一のディスクです。SPARCstorage Array コントローラを指定した場合は、指定したコントローラに対応するすべてのディスクの高速書き込みデータがパージされます。 

NVRAM のフラッシュ (sync_cache)

sync_cache サブコマンドを使用して、1 つまたは複数のディスクの未処理データを NVRAM からメディアにフラッシュします。パス名にコントローラを指定すると、このアクションは SPARCstorage Array サブシステム内のすべてのディスクに適用されます。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-31 sync_cache のオプション

オプション 

説明 

パス名

SPARCstorage Array コントローラまたは単一のディスクです。SPARCstorage Array コントローラを指定した場合は、指定したコントローラに対応するすべてのディスクの未処理データがフラッシュされます。