特記事項: luxadm ソフトウェア

格納装置とディスクの操作

Sun StorEdge A5x00ディスクアレイまたは Sun Fire 880 内部記憶装置アレイの名前の変更 (enclosure_name)

enclosure_name サブコマンドを使用して、Sun StorEdge A5x00 アレイまたは Sun Fire 880 格納装置の名前を変更します。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-19 enclosure_name のオプションと引数

オプション / 引数 

説明 

新しい名前

新しい格納装置の名前です。新しい名前は 16 桁以下の 

英数文字です。新しい名前には、格納装置またはインタフェースボードのボックス名を指定します。

格納装置名

Sun StorEdge A5x00 ディスクアレイまたは Sun Fire 880 内部記憶装置アレイの格納装置の名前です。格納装置の名前を一覧表示するには、probe サブコマンドを使用します。

パス名

Sun StorEdge A5x00 ディスクアレイ または Sun Fire 880 内部記憶装置アレイの物理パス名または論理パス名です。格納装置の名前が不明な場合は、enclosure の代わりにパス名を使用します。パス名と World Wide 名を一覧表示するには、probe コマンドまたは probe -p コマンドを使用します。

性能統計情報の収集 (perf_statistics)

perf_statistics サブコマンドを使用して、特定の SPARCstorage Array のコントローラの性能統計情報の蓄積を有効または無効にします。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-20 perf_statistics のオプションと引数

オプション / 引数 

説明 

パス名

SPARCstorage Array のコントローラです。 

-e

統計情報の蓄積を有効にします。 

格納装置またはディスクドライブの電源切断 (power_off)

power_off サブコマンドを使用して、格納装置を省電力モードにします。


注 -

省電力モードのときは、Sun StorEdge A5x00 のディスクドライブを使用することはできません。


SPARCstorage Array 内の格納装置サービスカードのアドレスを指定した場合は、RSM トレーの電源が切断されます。

Sun StorEdge A5x00 内のディスクドライブのアドレスが指定された場合は、ドライブは drive off/unmated 状態に設定されます。drive off/unmated 状態に設定されると、ドライブは停止し、バイパスモードになります。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-21 power_off のオプションと引数

オプション / 引数 

説明 

格納装置名

Sun StorEdge A5x00 の格納装置の名前です。 

デバイス名

格納装置内の特定のディスクの名前です。 

パス名

Sun StorEdge A5x00、SPARCstorage Array、またはアレイ内の特定ディスクの物理パス名または論理パス名です。 

格納装置またはディスクドライブの電源投入 (power_on)

power_on サブコマンドを使用して、ドライブを通常の省電力モードに設定します。Sun StorEdge A5x00 のディスクドライブを指定した場合は、power_on サブコマンドによって、指定したディスクが通常の起動状態に設定されます。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-22 power_on のオプションと引数

オプション 

説明 

格納装置名

Sun StorEdge A5x00 ディスクアレイの格納装置の名前です。 

デバイス名

ディスクアレイ内の特定のディスクの名前です 

パス名

Sun StorEdge A5x00、ディスクアレイ内の特定ディスクの物理パス名または論理パス名です。 

ディスクの予約解除 (release)

release サブコマンドを使用して、1 つまたは複数のディスクの予約を解除します。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-23 release のオプション

オプション 

説明 

パス名

Sun StorEdge A5x00、SPARCstorage Array、またはディスクアレイ内の特定ディスクの物理パス名または論理パス名です。 

ディスクの予約 (reserve)

reserve サブコマンドを使用して、サブコマンドを発行したホストが指定したディスクを独占的に使用するように予約します。

次のサブシステムで使用することができます。

表 2-24 reserve のオプション

オプション 

説明 

パス名

Sun StorEdge A5x00、SPARCstorage Array、またはディスクアレイ内の特定ディスクの物理パス名または論理パス名です。 

起動装置変数の設定 (set_boot_dev)

set_boot_dev サブコマンドを使用して、システムの PROM 内の boot device 変数に物理デバイス名を設定します。set_boot_dev サブコマンドは、通常は対話形式で実行されます。PROM にデフォルトの起動装置が設定される場合は、確認が要求されます。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-25 set_boot_dev のオプション

オプション 

説明 

-y

非対話形式で実行されます。確認は要求されません。 

パス名

ブロック型特殊デバイスまたはマウント先です。 

ディスクの起動 (start)

start サブコマンドを使用して、1 つまたは複数のディスクを起動します。パス名に SPARCstorage Array コントローラを指定すると、このアクションは SPARCstorage Array 内のすべてのディスクに適用されます。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-26 start のオプション

オプション 

説明 

-t

トレー番号で指定されたトレー内のディスクをすべて起動します。

パス名

SPARCstorage Array コントローラの物理パス名または論理パス名です。 

ディスクの停止 (stop)

stop サブコマンドを使用して、1 つまたは複数のディスクを停止します。

以下のサブシステムで使用することができます。

表 2-27 stop のオプション

オプション 

説明 

-t

トレー番号で指定されたトレー内のディスクをすべて停止します。

パス名

SPARCstorage Array コントローラの物理パス名または論理パス名です。