Solaris Live Upgrade 2.0

SPARC: CD またはネットイメージを使用して元のブート環境にフォールバックする

前述の手順で luactivate の使用に失敗した場合は、以下の手順で CD またはネットイメージからブートしてください。1 つ前のアクティブブート環境からルート (/) スライスをマウントする必要があります。その後で、ブート環境の切り替えを行う luactivate コマンドを実行してください。リブートすると、1 つ前のアクティブブート環境が再び起動されます。

  1. ok プロンプトで、インストール CD、ネットワーク、またはローカルディスクからシステムをブートし、シングルユーザーモードに切り替えます。


    ok boot cdrom -s 
    

    または


    ok boot net -s
    

    または


    ok boot disk -s
    

    disk

    オペレーティングシステムのコピーが置かれているディスクとスライスの名前。例: disk1:A

  2. 必要に応じて、フォールバックブート環境のルート (/) が置かれているファイルシステムの完全性を確認します。


    # fsck mount point
    

    mount_point

    信頼性のあるルートファイルシステム 

  3. アクティブブート環境のルートスライスをディレクトリ (/mnt/sbin など) にマウントします。


    # mount logical_device_name /mnt/sbin
    

    logical_device_name

    任意のデバイス (Veritas VxVM ボリューム、Solstice DiskSuite メタデバイスなど) 

  4. アクティブブート環境のルートスライスから、次のように入力します。


    # /mnt/sbin/luactivate
    

    前の稼働ブート環境がアクティブになり、結果が示されます。

  5. /mnt/sbin のマウントを解除します。


    # umount logical_device_name /mnt/sbin
    

    logical_device_name

    任意のデバイス (Veritas VxVM ボリューム、Solstice DiskSuite メタデバイスなど) 

  6. リブートします。


    # init 6
    

    前の稼働ブート環境がアクティブブート環境になります。